【ND】環境デッキテンプレリスト集 (1/30) 【第24弾環境】 

NDテンプレデッキリスト集
1 はじめに

こんにちは、BEANSのナニガシソレガシです。

DS編最終章、第24弾龍魂超決戦環境が始まりました。《超戦龍覇 モルトNEXT》をはじめとした各文明ドラグナー達の最終形態と《龍覇龍 デッドマン THE=END》の操る《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》の戦い、そして来る革命編の導入が今回の背景ストーリーの内容になっています。注目はもちろん《超戦龍覇 モルトNEXT》や《極・龍覇 ヘルボロフ》《真・龍覇 ヘブンズロージア》などのTCGで大きく活躍した大本命ドラグナー達でしょう。彼らは今後革命編、革命ファイナル編を通して強化・完成させるデッキだったため、今後のことも考えると砕くのは少し考えた方がいいかもしれません。

では本題です。

 

2 テンプレデッキリスト

 

①【モルトNEXT】

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初日のBENASグラフで50%を超えたデッキはかつて類がなく、ドラゴンデッキの代名詞として長らくデュエプレ界に居座ってきた《超天星バルガライゾウ》からその席を一瞬で奪い取りました。もともと根強い人気があり、名の知れたインフルエンサーたちがこぞってこのデッキに触れたことも大流行の原因の一つでしょう。もちろんそれだけではなく、一番の強みは《超戦龍覇 モルトNEXT》と《爆熱天守 バトライ閣》による圧倒的なパワーが作る古今無双の打点形成力です。生半可な受けはこのデッキには通用しません。代償に防御を行うためのカードが少ないですが、《メンデルスゾーン》や《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》による早出し性能もあり、《次元龍覇 グレンモルト覇》からの《恐龍界樹 ジュダイオウ》などで【サインシューゲイザー】【青赤UKパンク】の小型打点を一切通さないプレイも存在します。
このデッキに限らず、超次元呪文やドラグハートを使うデッキはその選択肢の多さが使用難易度に直結するため、現在のランクマッチで100%このデッキを使いこなしている人は少ない印象を受けます。今後プレイが洗練されるにつれてより強力な【モルトNEXT】になるでしょう。採用カードは上の40枚からトリガー枠として《熱血龍 メッタギルス》《無双龍聖イージスブースト》などの採用、またトリガーケアをするため各種大型ドラゴンを採用することがあるようです。

 

②【サインシューゲイザー】

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対【モルトNEXT】に名乗りを上げたデッキで、現在最も有力なデッキです。
基盤自体は《インフェルノ・サイン》の墓地探索廃止&ND復活とともに完成しており、前弾環境終期に登場したのですが、【モルトNEXT】に対して最も簡単に「6点以上の打点をカウンターで揃えて勝つ」ことができるデッキとして注目されています。《インフェルノ・サイン》《地獄門デス・ゲート》《終末の時計 ザ・クロック》《DNA・スパーク》など「1枚で相手を止める」S・トリガーが多く採用されており完全なケアが非常に困難で、《神聖麒 シューゲイザー》を墓地に置いておけば、蘇生することでマナ・手札の《終末の時計 ザ・クロック》《音感の精霊龍 エメラルーダ》に触ることができるなど、全てのゾーンを使って戦う器用さがあります。この枚数のトリガーとカウンター戦術は【モルトNEXT】意識のアグロ戦法とも相性がいいため、その部類にも有利を主張できます。

 

③【白単天門】

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対【モルトNEXT】として紙でも《ヘブンズ・ゲート》は重用されていました…が、今回は少し需要が異なります。【モルトNEXT】の項で書いた通り、生半可な受けは【モルトNEXT】の打点形成力が破壊します。《ヘブンズ・ゲート》からNDのブロッカーを2体出した程度では【モルトNEXT】は止まりません。TCG版ではあるブロッカーたちを2体出すとその時点でほぼ勝ちになるコンボがあったのですがデュエプレにはないので、この【白単天門】は【モルトNEXT】には頑張って五分をとり、その他のデッキに勝ちに行きます。
殴ってくるデッキには各種ブロッカーによる長期間のタップで時間を稼ぎ、相手の盤面が広がったところで《聖霊龍王 バラディオス》や《不敗英雄ヴァルハラ・グランデ》を駆使して攻めます。【サインシューゲイザー】【青赤UKパンク】などの受けデッキに関しては、上記のカードに加え《護英雄 シール・ド・レイユ》の盾送り効果も使って相手が使えるカードを減らし、山札切れによる勝利まで考慮してゲームを組み立てます。リストには入っていませんが、《聖霊王アルファリオン》などの呪文が封じることができるカードを採用すると、これらのデッキに対する詰めが比較的楽になります。
このデッキの魅力は受けだけではありません。《真・天命王 ネバーエンド》は非常に場持ちのよいクリーチャーであり、ときには最速《ドラゴンズ・サイン》からの《真・龍覇 ヘブンズロージア》により、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》ではなく《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を出すプレイも重要です。
ハンデス戦略が【モルトNEXT】によって環境外に追いやられたことで、《コアクアンのおつかい》のND落ちの穴があっても手持ちのリソースでギリギリ戦うことができています。タップして次のターンのはじめにアンタップさせない、通称フリーズ効果は盤面制限のあるデュエプレにおいてはTCG以上に強力な効果で、現環境に存在するデッキで盤面制限の恩恵を受けているほぼ唯一のデッキといえるでしょう。水文明を混ぜるとリソースの拡充が図れますが、マナ管理の簡単さや相手の上振れに対処する力がやや犠牲になります。

 

④【緑単サソリス】

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【モルトNEXT】を狩るビートデッキの中で、速度と溜めのプランを取ることに優れたデッキです。以前まではしぶしぶ採用していた進化クリーチャーたちが《豪勇者「猛攻の面」》の収録により一気に事情が変わりました。盤面全体のパワー倍化及びパワード・ブレイカーの付与と、《味頭領ドン・グリル》形式のアンブロッカブルを付与する効果は【緑単サソリス】、および《邪帝斧 ボアロアックス》の横並び戦法と非常に相性がよく、《トレジャー・マップ》も相まって比較的高い割合で4ターンキルを行うことを可能にしています。
【天門】の《護英雄 シール・ド・レイユ》は進化クリーチャーをシールド化の対象にとることができず、現在の【天門】のブロッカーがパワーラインが高すぎないことも相まって、《ヘブンズ・ゲート》1枚程度ならば乗り越える、文字通りのパワーを獲得しました。

 

⑤【青赤UKパンク】

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《秘拳カツドン破》と《神聖牙 UK パンク》のパッケージからカウンターを狙う動きは前弾から健在で、対【モルトNEXT】のデッキとして一定の地位を保っています。《T プルルン》により盾を仕込むカードが増え、苦手だった【天門】に対して《熱血龍 GENJI・XXX》で盤面の崩壊を狙えるようになりました。似た立ち位置の【サインシューゲイザー】と比べると《武闘将軍 カツキング》による突破力や《トンギヌスの槍》をアタック・チャンスで打てることなどが優位点で、墓地と手札両方を整えなければ《神聖牙 UK パンク》がフルスペックを発揮できない点や、何もないところから大量の打点を生み出すのが苦手な点などはやや引けを取る点といえるでしょう。

 

⑥【赤単速攻】

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【モルトNEXT】を狩るデッキの中で最高速です。最速3ターンキル、安定4ターンキルを実現します。ほとんどの【モルトNEXT】に対して、唯一プレイを介入させることすらさせずに沈めることが可能なデッキですが、【モルトNEXT】以外のデッキが【モルトNEXT】を狩るために最低限以上の受けを備えているため、それらのデッキのほとんどに不利がついてしまうことが大きすぎる欠点だと言えるでしょう。環境を見て使うことが求められます。

 

⑦【ドロマー祝門】

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《ヘブンズ・ゲート》1枚でどんな《超戦龍覇 モルトNEXT》をも受けることができるブロッカーは今のNDのカードプールにはいませんが、《ウェディング・ゲート》からの《偽りの星空 スター・イン・ザ・ラブ》なら全て破壊して受けきることができます。更に、【天門】ともども《コアクアンのおつかい》を失いましたが、【ドロマー祝門】は変わらず《祝儀の堕天チャーマジュン》により、リソースを確保することができます。加えて【黒単ワルボロフ】が環境から消えたことでハンデスへのガードが下がった環境であることも追い風ですし、ダメ押しに、受けデッキには《聖霊王アルファリオン》が刺さります。
このゆに、活躍できる下地は整っています。が、【天門】のエンジェル・コマンドは破壊できないことや《真・天命王 ネバーエンド》が実質このデッキでは除去不可能で盤面を叩かれ続けてしまうこと、そして肝心の【モルトNEXT】に対して不利とはいえないが有利とも言い難いというなんとも微妙な立ち位置でもあります。
とはいえこれまでもこのデッキはそういった一見難しい環境の中でも戦っていました。下地が整っている以上、おそらく環境の隙間で【ドロマー祝門】が刺さるタイミングが今期もやってくるので環境を読んで使用しましょう。

 

⑧【白単サザン】

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対【モルトNEXT】のビートダウンとして《制御の翼 オリオティス》を持つこのデッキは、《真・龍覇 ヘブンズロージア》を携えて現れました。もともと《龍覇エバーローズ》だった枠に入ったこのカードから呼び出すのはもちろん《真・天命王 ネバーエンド》です。完全除去耐性を持つこのカードの龍解条件は盾を削るビートダウンと相性がよく、また、《ドラゴンズ・サイン》が《真・龍覇 ヘブンズロージア》と《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を共通して踏み倒せるため、繋ぎのカードとしても優秀である点が評価されています。そして進化元条件が緩く、かついわゆるフリーズを備えた《聖霊龍王 ミラクルスター》も加わって新たな【白単サザン】が誕生しました。《制御の翼 オリオティス》が踏み倒しを用いるデッキ全般に時間稼ぎをしてくれるため、環境上の立ち位置も良好です。
ただし、以前まで同様に小型への依存度はやや高く、序盤から盤面を捌かれる展開になるとやや苦しいです。

 

⑨【5Cミラクル】

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《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》というカードは、事実上手札に持つことができて、殴られたらいつでも発動できるクリーチャーの《ナチュラル・トラップ》かつ相手の龍解を封じる、という唯一無二の能力を持っており、このカードのためにデッキを5色にする価値があるカードです。現在の【5Cミラクル】はその目的を達成するため、多少構築を歪めてでも《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を複数積むのが主流となっています。勿論決まれば強く、ビッグマナという性質上受けデッキに対して《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》といった回答も用意しやすいのですが、NDのカードプールがあまりにも多色カードを制限しているものであり、色バランスが調整されたデッキを作ること自体がまず難しいです。極論、どんなカードでも採用できるのがこのデッキタイプの強みであるので、上のサンプルから好きなカードに変えて研究していくのが好ましいです。

 

3 おわりに

その他にも

【イメンブーゴ】
【シータ刃鬼】
【青単リキッド・ピープル】
【白抜き4Cビッグマナ】
【黒単ワルボロフ】
【クローシス墓地ソース】
などが存在するようです。

《超戦龍覇 モルトNEXT》が全てのデッキを過去にしました。というのはさすがに言いすぎですが、ゲームを塗り替えたのは間違いなさそうです。「おわりに」の欄にこれまで時代を作っていたはずのデッキ名が並んでいるのは流石にくるものがあります。特に【黒単ワルボロフ】は《極・龍覇 ヘルボロフ》が追加されたにも関わらず環境の一角になることができなかったのは少し残念です。
最近は盤面制限に関する話も目に付く頻度がかなり増えました。正直個人的には盤面制限云々よりも《解体人形ジェニー》の弱体化が【ヘルボロフ】には痛手だったと思いますが…。それを抜きにしても盤面が狭くなってきたのは事実のような気がします。《聖霊龍王バラディオス》なんかはこの恩恵を受けている珍しいクリーチャーですが、今後最終禁断フィールドとか出てきたらどうするんでしょうか。封印されたクリーチャーはいっそ別の新しいゾーンに送ってしまっても面白いような気もしますが果たして。
あとこれは本当に個人的な感情なんですが、もうちょっと強いリソース札が欲しかったなと思います。《コアクアンのおつかい》がNDから消えてしまった結果、【天門】は手札管理がかなりシビアなデッキになり、【5Cミラクル】に至ってははそもそも《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を手札にキープすること自体がしんどいです。カードプールに多色カードも少なくてこのデッキは本当に構築が難しい。

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