【AD】環境デッキテンプレリスト集(5/31新規)【第20弾環境】 

ADテンプレデッキリスト集
1 はじめに

新弾実装されてハイラルから帰ってきた汀です。

今回は20弾環境ADのテンプレリストを紹介していこうと思います。

今回ADでしか使えなくなった14弾がかなりカードパワーの高い弾だったこともあり、いままで以上にNDとの差別化が進み、環境デッキと呼ばれる敷居が高くなりそうです。

 

2 テンプレデッキリスト
①【リースバルガライゾウ

20弾でもまだまだ【リースバルガライゾウ】はトップメタです。前期の研究によって構築の洗練が進みかなり隙の少ない構築に仕上がっています。

特筆すべきは序盤のマナ加速カードが《メンデルスゾーン》と《龍の呼び声》のみの8枚に抑えられている点でしょうか。これらのブーストカードは構築に強い制限を与えるかわりに高確率で2枚マナを増やすことができるカードです。これを用いて安定して4ターン目に《龍仙ロマネスク》をプレイ、一気に10マナ域までジャンプすることをメインプランとしています。速度の上昇ももちろん特筆すべき点ですが、手札消費が抑えられている関係で複数枚のハンドキープを行えるようになったため《デュエマの鬼!キクチ師範代》や20弾で新しく実装された《ウソと盗みのエンターテイナー》などのメタカードへの除去札を抱えながらマナブーストできるようになりました。メインプランの1つである《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》の採録により、メタクリーチャーを破壊しながら展開できるようになり長らくメタカードに苦しめられてきたこのデッキとしては非常に僥倖だったと言えるでしょう。

苦手だったアグロデッキに対しても、ブースト+除去を行う《武装竜鬼アカギガルムス》、パワー3500のブロッカーでありながらcipでブーストも行う《無双龍聖イージスブースト》などのS・トリガーや《龍仙ロマネスク》のブロッカーにより抗う手段が豊富になっています。

サンプルリストには採用されていませんが、苦手だった【白緑アガサ天門】へのキラーカードとして《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》を採用することで完封することもできるようになりました。ほかのデッキ相手への制圧には《偽りの王 ナンバーナイン》《永遠のリュウセイ・カイザー》で十分なことも多いので、優先度は低いですが採用候補には上がってくると思います。

出力の高さでは随一、安定性もそこそこ担保されているADの花形デッキといえるでしょう。

 

②【墓地ソース】

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ADでも新弾で追加されたカードを主軸に据えた【墓地ソース】は母数が多いです。基本的なプレイングとしては、手札交換効果を持った小型や《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》を使ってシールドをブレイクしてゆき、処理されて墓地が増えたなら《百万超邪 クロスファイア》や《暴走龍 5000GT》といった、墓地の枚数を増やすことでG・ゼロや軽減を使って出すことができる大型を展開し殴りきるといったデッキです。ビートダウンの邪魔になるブロッカーや《永遠のリュウセイ・カイザー》などの大型クリーチャーは《疾封怒闘 キューブリック》でノーコストでバウンスしていくことができるので、並のビートダウンでは止まってしまう状況すらも突破できることもあります。

また確実にターンが返ってくるシールドトリガーである《終末の時計 ザ・クロック》と墓地から吊り上げる《地獄門デス・ゲート》を採用しているためカウンター力もあり、先に攻め込める展開になるとかなり優勢なゲームを仕掛けることができます。

上記の通り自然に組んで受けが固く、《暴走龍 5000GT》がADに多いクリーチャーを横展開するデッキタイプへの刺さりがいいことがND環境と比較した際のメリットになると思います。

 

③【黒赤MRCロマノフ

呪文型

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クリーチャー型

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20弾で《超次元ミカド・ホール》がAD専用カードになったことによりチャージャー型についてはAD限定の構築となりました。その他の採用カードについてもADのほうが自由度が高くより環境に合わせたチューンアップがしやすくなっています。

呪文型は3コストチャージャーから5コスト超次元ホールにつなぎ、《ヴォルグ・サンダー》の墓地肥やし能力で一気に墓地を肥やし、《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》に繋げることをメインプランにしています。前期からですが《霊魔の覚醒者シューヴェルト》を複数体立てても貫通してくるデッキが増えたので、超次元ゾーンは《時空の戦猫シンカイヤヌス》を用いたワンショットキルも狙える構成になっています。また、以前よりさらにクリーチャーの枚数を削って10枚前後にし、《ヴォルグ・サンダー》での墓地肥やしをよりバリューが高くなるように構築されることが多くなりました。墓地メタ筆頭の《サイバー・N・ワールド》を擁するビッグマナに対してはマナが伸びるためこちらのほうが抗いやすいです。

クリーチャー型は前期からまたよく見かけるようになったデッキタイプで、《埋葬虫ベリアル・ワーム》で継続的に墓地を肥やし、機を見て《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》をバトルゾーン出すことを狙います。低コストブロッカーによる速いデッキへの受け性能と《変貌の覚醒者ジョジョン・パワード》を絡めた受けを許さないワンショットキルが持ち味です。反面《埋葬虫ベリアル・ワーム》を序盤に除去されてしまうと思うように墓地が肥えず苦労する場面も多い印象です。

マークが薄くなり墓地メタが減ってきたタイミングで環境に爪痕を残す流れがあとどれほど続くのか注目ですね。

 

④【シューゲイザー】

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新弾で実装された《神聖麒 シューゲイザー》を中心に据えたミッドレンジ系のデッキタイプです。メインプランとしては《神聖麒 シューゲイザー》から《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》を踏み倒し、効果でスピードアタッカーになった《神聖麒 シューゲイザー》のアタックトリガーで《逆転王女プリン》を踏み倒し連続攻撃&ワンショットを仕掛けていきます。《ウソと盗みのエンターテイナー》は色の噛み合いが良く、《神聖麒 シューゲイザー》で踏み倒しも狙えるので採用されています。

このサンプルリストではハンデスとマナブーストで《神聖麒 シューゲイザー》につなげる《腐敗無頼トリプルマウス》、相手の《ウソと盗みのエンターテイナー》を焼ける《無双竜鬼ミツルギブースト》が採用されています。この2種は特に相性が良いですが、《神聖麒 シューゲイザー》は文明指定なく5コスト以下のクリーチャーならなんでも踏み倒すことが可能ですので環境に合わせてチューニングすることもできます。その踏み倒し範囲の広さゆえに、比較的に自由枠への採用候補が多いことから調整していろいろなカードを試してみてほしいです。

 

⑤【黒緑速攻

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DM-14、デュエプレでいうところの6弾の時期に紙では登場したにもかかわらず、そのロック性能の高さのために実装されてこなかった《停滞の影タイム・トリッパー》が20弾にしてついに実装されました。紙の【黒緑速攻】では《死神術士デスマーチ》と《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》などと並びエースとして長く使われていました。このカードの対策として《ローズ・キャッスル》が流行した時期もあるくらいです。

紙での”完全体”に近い形にようやくなった【黒緑速攻】ですが、環境全体で対策が弱くなっている時期にはほとんどのデッキを何もさせずに叩ける反面、環境の流れ次第でシールド・トリガーが多い時期には通りが悪くなる側面もあります。安価なデッキですので選択肢として組んでおいて通りのよいときに使用するのがよいかと思います。

 

⑥【白緑アガサ天門

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前弾から特に【リースバルガライゾウ】のカウンターデッキとして広く使われています。2→4→6で順当にマナブーストを行い《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》を展開、《超天星バルガライゾウ》の着地に反応してシールドから《凍結の魔天 ダイイング・メッセージ》を踏み倒してメテオバーンを許さずこちらは打点をそろえることができます。この動きはほかのアタックトリガーで展開するデッキ(【黒赤MRCロマノフ】など)にも広く刺さります。この動きを安定して行うために5枚目以降の《凍結の魔天 ダイイング・メッセージ》として《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》が採用されるケースもあります。また、サンプルリストでのフィニッシュ方法は過剰打点をそろえてから《霊魔の覚醒者シューヴェルト》 でカウンターをケアしたリーサルなのですが、より確実性の高いリーサルを組むために《母なる大地》+《復活の祈祷師ザビ・ミラ》のセットを採用している構築もあります。

ただ、新弾で実装されているメタカードである《ウソと盗みのエンターテイナー》が非常に重い点は十分注意する必要がありそうです。除去する手段が採用している場合は《母なる大地》くらいしかなく、マナに送った場合でも《ウソと盗みのエンターテイナー》を最も自然に採用できる【シューゲイザー】のメインアタッカー《神聖麒 シューゲイザー》によってマナから簡単に引っ張り出されてしまうので為す術がありません。マナを払った召喚による《凍結の魔天 ダイイング・メッセージ》のタップキルや、《超次元シャイニー・ホール》+《時空の不滅 ギャラクシー》のパッケージを採用しておけば単体の《ウソと盗みのエンターテイナー》は処理できますが、それすら他のクリーチャーが立っていると自身の能力で攻撃されないのがもどかしいです。

高いデッキパワーを持ちますがピーキーな相性を持つデッキなので使う場合には環境を読む力が求められそうです。

 

3 あとがき

20弾実装による環境の変化はNDと比べると比較的軽微なように思えます。新弾が実装されて間もなく、まだカードが足りていない方はぜひADに潜ってみてほしいです。

 

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