【AD】環境デッキテンプレリスト集(4/20更新)【第19弾環境】 

ADテンプレデッキリスト集
1 はじめに

汀です。新弾実装後あんまり寝てなくて寝不足です。

今回は19弾環境ADのテンプレリストを紹介していこうと思います。

現在のデュエプレは19弾までリリースされたということでカードプールもADが実装された7弾のころとは比べ物にならない程度に拡大しています。すべてのカードを使えるという特性上、ADではカード間のシナジーによってデッキの出力がNDよりも高くなっています。今まで以上に環境デッキとなるために要求されるスペックは高くなるかもしれません。

 

2 テンプレデッキリスト
①【バルガライゾウ

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19弾で出力がイカれたデッキという意味合いでは【バルガライゾウ】は外せないでしょう。18弾の段階でも苦手な速攻デッキに対して特効を持つ《ボルシャック・スーパーヒーロー》の実装でデッキとしては隙が少なくなっていましたが、今回実装された《無双龍聖イージスブースト》が速攻対面の安定感をさらに向上させました。《メンデルスゾーン》は序盤の動きの追加の選択肢として非常に強力です。《メンデルスゾーン》が可能にする2→5のマナカーブは先攻であれば現在猛威を振るう《メイ様》がブーストする3ターン目に《無双竜鬼ミツルギブースト》が間に合うようになるため、現環境では優先度は高そうです。環境的にもマナブーストを阻害する《デュエマの鬼!キクチ師範代》や進化獣をタップインさせる《その子供、凶暴につき》を処理できる《無双竜鬼ミツルギブースト》は必須となっていそうです。

また、《超天星バルガライゾウ》のメテオバーンでマナから墓地に落とした強力なドラゴンを《魔龍バベルギヌス》で蘇生する動きは《魔龍バベルギヌス》実装後のライゾウの鉄板ムーブでした。今回cipで墓地蘇生ができる新しいドラゴンとして《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》が実装され、その枠を食う形でデッキに馴染んでいます。今までの《魔龍バベルギヌス》は手札から召喚する際に黒マナが必要であり、黒マナが《魔龍バベルギヌス》以外採用されていない【バルガライゾウ】では《超天星バルガライゾウ》からめくれる前提のカードでした。しかし、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》は無色カードであるためマナ拘束がなく手打ちでき、なおかつcipで盤面処理までこなすため《永遠のリュウセイ・カイザー》への回答にもなります。

また、《超天星バルガライゾウ》からめくれる呪文封じとして《偽りの王 ナンバーナイン》が新たに実装されました。今まで使用されていた《光神龍スペル・デル・フィン》は8弾EX出身のSRであることから入手難易度が高かったのですが、今回最新弾のVRに《偽りの王 ナンバーナイン》が収録されたことでやや構築難易度が下がったとも言えます。

今まで【バルガライゾウ】の強化は「ライゾウの出力を上げる」強化が多く、実際に有利な対面が増えているわけではないことが多かったのですが、19弾での強化は「苦手な相手への対策」が多くデッキとして非常に安定感をもたらす強化が多いように思えました。総じて今までの【バルガライゾウ】へのイメージである「ピーキーなコントロール殺しデッキ」という印象は塗り替える必要がありそうです。

 

②【シータ刃鬼】【黒刃鬼】

シータ型(メイ様採用)

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シータ型(メイ様不採用)

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白抜き4C型

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NDでも母数の多い【刃鬼】系統のデッキですが、ADでも一定の使用者が見受けられます。しかし、前弾ではND、AD双方で活躍の見られた【4Cメンチ】基盤のデッキはあまり見られなくなりました。押し付け合いの様相がより強い19弾AD環境においても、所謂「先1メイ様」の押し付け力は相当なものであり、回った際の爆発力はその多環境デッキと比べても遜色ありません。緑単のカードを多く積まなくてはならないものの、ビッグマナ系で比較対象となるライゾウと比べて自由枠が多い点で、メタにあったチューニングをできる点で差別化できています。

相手への妨害札を採用した白抜き4cの形、通称【黒刃鬼】も一定数環境に存在しています。

 

③【黒赤MRCロマノフ

チャージャー型

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クリーチャー型

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19弾で強化された点は特にありませんが、《サイバー・N・ワールド》の採用数が減ったため、相対的に【黒赤MRCロマノフ】の通りがよくなっています。《デュエマの鬼!キクチ師範代》などは無視できませんが、汎用除去も豊富なのでメタクリーチャー自体は乗り越えやすいと思います。

ADの【黒赤MRCロマノフ】の美しいポイントは《ロスト・チャージャー》と《クルセイド・チャージャー》は山札からピンポイントで《煉獄邪神MRC・ロマノフ》を抜くので《ヴォルグ・サンダー》のバリューが上がる点です。チャージャーの質が良いことからADのほうが《煉獄邪神MRC・ロマノフ》の着地は安定する印象です。

《ヴォルグ・サンダー》の出力のために《邪眼獣ヤミノオーダー》の枚数を削ったバージョンもありますが、低コストで《永遠のリュウセイ・カイザー》や《ガンリキ・インディゴ・カイザー》などを処理できるカードでもあるので使い道は思ったより広いです。また、【青単リキッド・ピープル】の《封魔ゴーゴンシャック》を処理できるクリーチャーとしての役割もあります。

しかしながら、《邪眼銃士ディミトリ卿》が採用されていた《ヴォルグ・サンダー》以前の【黒赤MRCロマノフ】と比べるとトリガーとしてはあまり信頼できなくなったことも確かなので、環境に速攻が蔓延しているようなら《地獄スクラッパー》に変更することも視野に入れましょう。こちらは《煉獄邪神MRC・ロマノフ》の超探索に引っかからない呪文かつ、《ヴォルグ・サンダー》の墓地肥しを邪魔しない受け札である点は優秀ですが、カードパワーは低いので好みの枠だと思います。

(4/19追記)環境の墓地メタが少なくなったこと、《お目覚めメイ様》に対して先攻2ターン目にブロッカーを出すことで間に合うことから《ヴォルグ・サンダー》登場以前のクリーチャー型もライオネルカップで好成績を収めました。環境に刺さりの良い《邪眼獣ヤミノオーダー》をこちらはフル投入できる点でも環境にあっていたといえるでしょう。

 

④【白緑スノーフェアリー

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前弾までとはかなり使用率を落とした【スノーフェアリー】ですが、言わずとしれた妖精使いの名手、石垣島のにむらゆさん(@Yu02100830)が今弾においてもランキングに連れて行きました。ポイントは《フェアリー・ライフ》の採用および《進化の化身》の4投でしょうか。習慣的な爆発力では首位デッキに力負けすることが増えたため2→4ルートの安定性をより強くし動きの平均値で勝つことを意識した構築になっています。また、大量展開して殴ってくる首位デッキが多いことから《アポカリプス・デイ》を採用し、呪文封殺を甘えて殴ってきた相手に手痛いカウンターを食らわせることができるため警戒していない相手に勝ちを拾いやすくなっています。

 

⑤【黒緑速攻

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8弾で環境入りして以来環境落ちしていない【黒緑速攻】はまだまだ現役です。19弾では環境に《メイ様》が多く、《ねじれる者ボーン・スライム》で《メイ様》のアタックを抑止できる点は環境に刺さっているといえるでしょう。しかし、今までかなりの有利対面であった【バルガライゾウ】が速攻への回答を増やしたことで若干相性差が縮まっています。

そこに対して《式神シシマイ》でバルガライゾウのトリガークリーチャーをケアできる構築が現在の主流となっています。環境全体を概観すると苦手な相手は多そうに見えるのですが、速攻というアーキタイプ自体の対策札を引かれる前にゲームを畳むという性質上逆風の中でも勝ち星を挙げ続けられたのかなと思います。紙の歴史をたどると《轟く侵略 レッドゾーン》がやってくる直前のDS期まで現役を走り続けた黒緑速攻、デュエプレではどこまでやれるか楽しみです。

 

⑥【赤緑ドリームメイト】

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《メイ様》を最もデザイナーズ色強く使えるビートデッキです。ADでは《幻獣竜機ボルパンサー》を擁しており、横並べのプランと相性が良いため上手く使うことができています。サーチの《バンジョー》が2種あり、マナ加速や軽減も駆使すると4~5ターンでエクストラwinも可能となっていて、その爆発力はかなり高いです。エクストラwinが狙えない際にも《災勇鬼ダイゴクウ》を合わせて盾を詰めていく動きもできるので、対戦相手の盾の厚さを見てプランを変えていくのも大切です。

1ターン目の《メイ様》着地に出力を相当依存したデッキではありますが、盾を殴らず4ターンキルが可能という異次元の速度で理不尽を押し付けられる点は唯一無二です。【白緑アガサ天門】に対してクリティカルな《サージェント・クワガタン》も自然に入る点も強力ですね。 

 

⑦【青単リキッド・ピープル

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《クリスタル・ツヴァイランサー》ナーフ後環境の第一線にいることは少なくなった【青単リキッド・ピープル】ですが、《超閃機 ジャバジャック》など19弾の強化パーツを引っ提げて環境に帰ってきました。

ADの特権《超神星マーキュリー・ギガブリザード》を用いた呪文封殺によって、呪文に偏った現環境の受け札をまとめて止めながらリーサルを決められる点も優秀です。《超閃機 ジャバジャック》はリソースをため込むプランをとることもできるため、対面に合わせた柔軟な攻めができる点が長所でしょう。

 

⑩【デイガイエス

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デッキリストはボンクラさん(@mikicrazypansy)のものを掲載させていただいてます。

《デュエマの鬼!キクチ師範代》や《その子供、凶暴につき》といった優秀なメタクリーチャーが多く収録されたため、メタビートの古株【オール・イエス】も環境入りしました。《至宝 オール・イエス》はアタックトリガーでのハンデスで相手にリソースを与えずに盾を詰められるのみならず、パンプアップで《超次元リュウセイ・ホール》の火力や《勝利のガイアール・カイザー》のパワーラインを避けられる点でも優秀なカードです。小粒なメタクリーチャーを横並べするデッキの都合上小型除去が刺さりやすいので《至宝 オール・イエス》のクロス先を工夫してうまく除去をいなしながら盾を詰めていくことが必要となってきます。

盤面展開を行うデッキに対しては、《砕神兵ガッツンダー》のアンタップキラーが刺さるため無類の強さを誇ります。先述の《デュエマの鬼!キクチ師範代》の実装により、以前は苦手だった墓地やマナを肥やして空中戦を仕掛けてくる【黒赤MRCロマノフ】やターボ系のデッキにもメタがかみ合えば戦えるようになったため、以前より隙の少ないデッキになりました。

《至宝 オール・イエス》が《永遠のリュウセイ・カイザー》をハンデスできる本家デュエル・マスターズ仕様だったらと思わずにはいられない場面も少なからず存在しますが。

紙の《永遠のリュウセイ・カイザー》のテキストは「相手の呪文の効果または相手のクリーチャーの能力」のハンデスにのみ反応するのでイエスはすり抜けられました。

 

⑪【白緑アガサ天門

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先日の能力調整で《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》がナーフされたことで立ち位置が悪くなったと思われた《ヘブンズ・ゲート》入りのデッキですが、紙からブロッカー付与というヤケクソ強化をもらった《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》を用いた新しい形が開発されました。《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》さえ出てしまえば盾から再展開ができるためリソースを稼ぐよりもテンポ重視で緑を入れた形が主流のようです。《ヘブンズ・ゲート》と《超次元ホワイト・グリーンホール》は噛み合いがよいのもポイントです。

また、単に受けるだけではなく、2コストブーストから《ライフプラン・チャージャー》につなげ安定4ターン目に《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》が着地するので現環境の高速化にも十分ついていけます。着地した《煉獄邪神MRC・ロマノフ》や《超天星バルガライゾウ》を盾から《凍結の魔天 ダイイング・メッセージ》を踏み倒すことでフリーズ、アタックトリガーの使用を許さない動きは強力です。また呪文によるバウンス(《ドンドン吸い込むナウ》が筆頭でしょうか)に対しては盾から《ヘブンズ・ゲート》を踏み倒して再展開ができるのでしぶとさは相当なものです。相手のS・トリガーにも反応するので、相手の除去にカウンターで展開しなおして実質トリガーケアができるのも魅力です。使わないと動きがわかりづらい類のデッキですので資産に余裕がある方はぜひ回してみてほしいです。

 

3 おわりに

(好んで使ってたデッキだけやたら字数多いな)

一見するだけでは動きのイメージが付きにくいデッキが多いので一度回してほしいデッキが多い印象を受けました。

それと同時にSR1~2種の安価なデッキも【白緑スノーフェアリー】や【白緑アガサ天門】などそこそこあるので「ADあんまりやらないよ」という方も一度はこれらのデッキを使って潜ってみてほしいです。最近ではランクマッチ報酬がVRのよく使われるカードであり、コンプリートを目指すなら両divisionでレジェタッチする必要がありますので…

このリスト集が使う場合でも対面する場合でもお役に立てばうれしいです。

(4/19追記)ライオネルカップが終了しリスト集も更新を掛けましたが、かなり環境が動きましたね。個人的にはブリザードの首位陥落が一番びっくりしましたね。一時は使用率40%を越した【バルガライゾウ】。はたして規制がかかるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

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コメント

    • 名無し
    • 2023.03.28 2:00pm

    白緑アガサ天門のところでアガサ以外SRがないと言っていますが、ミルザムもSRでは…

      • ぶぶんぶんぶん
      • 2023.03.28 3:29pm

      コメントありがとうございます。
      ご指摘の通り、《奇跡の精霊ミルザム》もSRのカードであったため、該当の文章を修正させていただきました。
      貴重なご意見をいただきありがとうございました。また何かご意見などございましたらよろしくお願いします。

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