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はじめに
こんにちは、チャンバラです!
今回は、紙からデュエプレでリメイクされたカード解説の第8弾EX「覇竜咆哮」編です。
前回の弾はこちら
それでは、やっていきましょう!
リメイクされたカード解説
①《キング・レムリア》
はじめに紹介するカードはこちら
《キング・レムリア》です。
コストが14と普通にコストを払って出すにはとても困難なコストをもちますが、登場時に相手のアンタップしているクリーチャーをすべて手札に戻し、自分のクリーチャーすべてはブロックされなくする、コストに見合ったド派手な効果をしています。
やはりその規格外のコストの重さがネックですが、《インビンシブル・テクノロジー》や《エンペラー・キリコ》などのコスト踏み倒しを軸にしたデッキで環境で使われていました。
効果自体は強力なものの、いかんせんコストが重すぎて普通に召喚するのは困難なので、また新たなコスト踏み倒しカードが登場したら、採用候補になる1枚でしょう。
このカードの元になったカードはこちら
《キング・アトランティス》です。
こちらはコスト12で、自分のクリーチャーもろとも全てのクリーチャーを手札に戻してしまいます。
紙では、出た当初は踏み倒す手段がなく、コストの重さが足を引っ張っていました。
その後、踏み倒しカードが出てきて活躍出来るかと思いきや、その時にはもうもっと強力なカードがたくさん出ていたのでほとんど環境では見ることのなかったカードです。E2期(2012年頃)の【獰猛ブラスター】に貴重な青マナを確保できる盤面リセット用のクリーチャーとして1枚程度採用が見られたくらいでしょうか。
名前になっている「アトランティス」とは、古代ギリシャの哲学者プラトンという人が書いた『ティマイオス』と『クリティアス』の中で語られている、かつて大西洋にあったとされる伝説上の島のことです。また、「レムリア」とは、イギリスの動物学者フィリップ・スクレーターが提唱したインド洋に存在したとされる架空の大陸の名前です。
両方とも架空の陸地の名前ということが共通していて、大陸や島と同じようにスケールの大きいスペックにされたのですね。
②《霊王機トリファリオン》
続いてはこちらのカード
《霊王機トリファリオン》です。
光、水、自然のトリーヴァカラーを持っており、出た時に山札の上3枚からコスト5以下の進化ではないアーク・セラフィム、グレートメカオー、グランド・デビルを1体ずつ踏み倒せます。
その効果からデッキの核を担うことが多く、しかもギャンブル性の高い効果なのでとても面白いデッキが組むことができます。
ですが、やはり不確定要素であることや、3枚しか見ることができないなど問題も多く抱えるカードでもあるため、環境ではあまり見ないカードです。
さて、このカードの元になったカードはこちら
《霊王機ブルファリオン》です。
効果はこのクリーチャーと同じ文明をもつクリーチャーからアタックもブロックもされないという効果です。(「ブルファリオンに死角無し!」って言ってる割には死角しかないですが)
デュエプレにていい感じに調整されてリメイクされて良かったですね。
余談ですが、私がデュエマ始めたての小学生の頃にいとこから適当にカード貰った中にこのカードが入っていて、気に入って使っていた記憶があります。
たくさんの種族を持っているところや3文明持っているところに惹かれて大好きなカードの1枚です。
③《三途万力》
最後に紹介するカードはこちら
《三途万力》です。
バトルゾーンにあるコスト3以下のクリーチャーを全て破壊するという豪快な除去呪文です。
コスト3以下といえば優秀なシステムクリーチャーが多く存在するので、このカードを撃たれただけで致命傷になりうるデッキも少なくないはずです。
また、低コストで組まれやすい速攻デッキには言うまでもなく刺さりますがコストが5なので間に合わないことも多いのが玉に瑕です。
環境では、コントロールデッキに数枚刺されることが多かったです。
イラストでは、《大冒犬ヤッタルワン》(とその彼女)と《幻緑の双月》が小さな万力の形をした謎の生物から逃げている様子が描かれています。
また、フレーバーテキストでは、
「もっと速く走って!」「あなたたちだけでも逃げて!」「追いつかれちゃうよお!」逃げ惑う3匹の運命は如何に?!
と書かれており、やはり全力で逃げている様子が見られます。コスト的には全て対象内なので結果的には破壊されてしまいますが
このカードの元になったカードはこちら
《地獄万力》です。
効果は《地獄スクラッパー》と似ていて、こちらは8000以下になるように破壊できる代わりにS・トリガーがついていません。
当時は【除去コントロール】や【リーフメビウス】に数枚刺して使われていました。
自然文明を採用していないコントロールデッキでもチャージャー呪文が採用されているケースがある、単純にゲームスピードが今よりも遅いなどの影響から、7マナには容易に到達することができたため、当時のカードプールでは重量級の除去として一定の存在感がありました。
この頃はまだまだ《アクア・ハルカス》や《青銅の鎧》が現役ですから、盤面に散らばったそれらのクリーチャーを一掃したり、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のような(当時基準で)大型のクリーチャーを1発で破壊することができたりしました。
《地獄スクラッパー》が登場してからはそちらが主流になりますが、確実に初期のデュエマを支えた1枚でしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
懐かしいカードが実はリメイクされていたというものはたくさんあるのでみなさんもぜひ思い出に浸りながら探してみてはいかがでしょうか。
それでは次のリメイクカード紹介、第9弾編でお会いしましょう!
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