ちょこっとカード紹介《サイバー・N・ワールド》

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こんにちは!汀です。

18弾環境も終盤に差し掛かっています。その中で、強力ですが使っても使われてもちょっと難しいカードが増えてきたと感じました。

今回から主に始めたての方に向けて、そうしたカードについて基礎的なことを解説する記事を書いていきたいと思います。「ケッ、こんな事わかってるぜ」っていう上級者の方々はいじめないでくださいね。

今回解説するカードは《サイバー・N・ワールド》。

・N・←かわいい

 

はじめに申し上げると、このカードは18弾環境を実質支配していると言っても過言ではないカードです。

現時点で《サイバー・N・ワールド》(以下《N》)が使用されている、環境にいるデッキとしては

【4Cメンチ】

【シータディメンジョン】

【アナカラーザビミラ】

が挙げられます。

これらのデッキはいずれも自然文明が主要な基盤として取られており、どれも序盤にマナブーストをしてから減った手札を《N》で補給することを共通して強い動きとしてもっています。

また、現在環境で見られる《N》が採用されていないデッキとしては、

【黒赤MRC】

【ドロマールドルフ天門】

【ドロマーエイリアン】

があります。【MRC】に関しては確かに《N》の墓地リセット効果は重いですが、《N》が出される前のターンにチャージャーでマナを伸ばすor《ヴォルグ・サンダー》《サンダー・ティーガー》を揃えて《N》を揃えたらリンクするぞ、と圧をかけることである程度対応できます。また、【ドロマールドルフ天門】に関しては《N》の効果で得られた5枚の手札から《ヘブンズ・ゲート》から展開する事で返しのターンに高い出力を出す事で対応できます。【ドロマーエイリアン】は、《N》の返しのターンに《ザビ・クラズ・ドラグーン》の軽減込みで《聖隷王ガガ・アルカディアス》を着地させ、行動を強く制限することにより《N》のプレイをためらわせることができます。

これらのことをまとめると、現18弾環境は”Nを出すデッキ”か、”Nを出されても対応できるデッキ”かでないと環境に適応することは困難だと言えるでしょう。これが《N》が実質環境を支配していると言ってもいい、と申し上げたい理由です。

ただこれほどまでに支配的なカードである《N》ですが、使用にはある程度の練度が必要です。

《N》を使う上で留意するべき考え方としては、「《N》を出したことにより補給された手札を先に使えるのは相手の方である」という点です。手札を与えればビッグアクションを起こされてしまうタイミング、例えば【アナカラーザビミラ】【シータディメンジョン】ミラーの際、お互いにブーストしあって《N》を投げたときなどは、返しのターンにその増えた手札から大きくマナを伸ばされたり、コンボの完成にすら繋がってしまうことになりかねません。《N》を出したターンに追加で動けるマナ帯で使わなければテンポアドバンテージの面では損をしているというところに注意が必要です。

また、そうしたブーストデッキ同士のミラーで注意しなくてはならないのが相手が《母なる大地》を使用する可能性がある場合には軽率にマナに埋めないようにするということです。お互いにリソースが足りなく膠着状態になっている際に、《超次元リュウセイ・ホール》から展開したサイキック・クリーチャーを除去されながらマナにある《N》を引っ張り出され、盤面はそのままにマナを減らされリソースも補給される展開になってしまいます。特に19弾で相手にのみ使える《大地》である《父なる大地》の収録が確認されているため、このケアはさらに重要度を増すと考えられます。

《大地》+《N》のパッケージは18弾で採用率が大きく伸びた《恵みの大地ババン・バン・バン》とも高相性です。6マナ時に《N》を出し、その次のターンに場にある《N》に大地を当ててマナの《ババン》を引っ張り出すことで14マナまでジャンプすることができます。ブーストデッキではいかにババンを早期着地させるかが勝敗に直結することが多いため、通常召喚やマナ爆誕による召喚よりも早くプレイできるこの手プレイはよくとられます。

18弾環境ではビートダウン寄りのデッキよりも総じてブーストデッキでの活躍が大きく見られた《N》ですが、19弾ではどのような形で扱われるのか注目です。個人的には環境で戦う上での「足きり」の役割を《リュウセイ・ホール》とともに担っているので、何らかの規制がかかってもおかしくはないのかな。。。とは感じていますが、果たして。

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