【ND】環境デッキテンプレリスト集(8/5新規)【EX1弾環境】

NDテンプレデッキリスト集
1 はじめに

こんにちは。BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。

特殊弾クロニクルパック環境が始まりました。
クロニクルパックということで、かつてデュエプレで一線級にいたグレートメカオー、シューゲイザー、武者、ゼロフェニックスやインビンシブルテクノロジーなどの往年のカード達が新たなカードとなってND環境に戻ってきました。自分で言っておいてなんですけどこれらのデッキタイプに「往年の」ってつけると自分が古い人間になっているようでちょっとくるものがあってダメージを受けます。つらい。とはいえ、かつての相棒たちが新たに帰ってくることに歓喜した古参は少なくないでしょう。私も武者やゼロフェニは使っていた覚えがあるので、カード発表の段階から非常にワクワクした気持ちで見ることができました。
また、しばらく続いた単色押しから一転、今回は多色のパワーカードも追加されています。特に《ニコル・ボーラス》はかつてはその希少性とその強力な能力から、《偽りの王 ヴィルヘルム》以上にデュエマにおける高額カードの代表格でした。そのため当時このカードを4枚集めること自体が困難でしたが、デュエプレでは全員が生成可能です。そのあたりも環境に影響してくるかもしれません。
ではデッキリストです。

 

2 デッキリスト
①【5Cニューゲイズ】

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リメイクされた《神聖麒 ニューゲイザー》こと《神聖貴 ニューゲイズ》を軸にゲームを構築します。超次元ゾーンからあらゆるカードを呼ぶことが可能で、《龍波動空母 エビデゴラス》を出してリソースゲームに有利を取ったり、《銀河大剣 ガイハート》でスピードアタッカーになったり、《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》で防御を行ったりとかなり万能に扱えます。フルスペックを発揮したこのカードが中盤から終盤にかけて非常に強力なため、そのためにデッキを5色にし、その結果《フェアリー・ミラクル》や《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》などのマナに5文明を要求するカードと組み合わせることが可能になっています。
基本的には序盤はマナを伸ばし、中盤から終盤にかけて《神聖貴 ニューゲイズ》から状況に適したカードを選択することで勝利に近づくことができます。そのため、如何にこのカードに繋げるかが大事なため、《フェアリー・シャワー》や《飛散する斧 プロメテウス》で《神聖貴 ニューゲイズ》を確保しながらマナを伸ばすことが求められます。デッキは、色基盤としての3色カードやハンデス対策カード、盤面除去カードなどのバランスを考えて構築しましょう。

 

②【黒赤ゼロフェニックス】

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リメイクされた《暗黒凰 ゼロ・フェニックス》こと《暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス》がフィニッシャーとなります。盤面に闇・火文明のカードがいる場合に墓地から直接召喚することが可能で、デュエプレの究極進化カードよろしく進化前の《羅月 デス・フェニックス》も召喚可能です。基本的にはこのカードを活かすためコスト軽減役の《ノワール・ルピア》や《一撃奪取 ブラッドレイン》《暗黒鎧 ジャハト》を投入し、相手の動きを制限するハンデスと合わせて《暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス》到着までの時間を稼ぎます。一枚で除去と焼却、更に盤面復帰能力を持っており非常に高いレベルで完成されたカードのため、このカードにデッキを寄せる価値のあるフィニッシャーです。破壊以外の除去にはやや脆いものの、《ノワール・ルピア》と《暗黒鎧 ヴェイダー》により山を掘る力もそこそこ高いので二枚目三枚目の《暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス》にもアクセス可能です。
フィニッシャーが完成されているためか、その周辺カードのパワーはやや抑えめで、《暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス》の墓地復帰能力も盤面依存なため、盤面を捌き切られると苦しい戦いになります。

 

③【レッドゾーン】

青赤

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白赤

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黒赤

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リメイク群に立ち向かう革命編出身デッキの筆頭は《轟く侵略 レッドゾーン》でした。デッキタイプとして、青赤、白赤に加えて《禁術のカルマ カレイコ》が追加された黒入りの形も現れました。《デュエマの鬼!キクチ師範代》の相互互換となるカードですが、【5Cニューゲイズ】に刺さり、また、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》が小型システムクリーチャーを破壊できるなど、闇文明のカードが環境的に強いことから黒赤型も登場したようです。加えて環境から【緑単サソリス】、もっと言えば《革命目 ギョギョウ》が減ったため、刻む際の《超音速 ターボ3》も肯定されやすい環境になりました。【モルトNEXT】などが増えたタイミングを狙いたいところです。

 

④【モルトNEXT】

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前環境では《悪魔龍 ダークマスターズ》からのハンデスを一つの戦略に組み込んでいましたが、《ニコル・ボーラス》の登場により、赤を含んだ多色であるこちらの方が優先されるようになりました。【黒単ワルボロフ】の殿堂による弱体化から《永遠のリュウセイ・カイザー》がハンデス対策としてしっかり機能するようになり、また、【黒赤ゼロフェニックス】【白青メカオー】の小型横並べにも《メガ・マグマ・ドラゴン》が刺さります。相変わらず【レッドゾーン】系統は色に関わらず苦手ですが、【5Cニューゲイズ】【黒赤ゼロフェニックス】に有利があり、環境的な立ち位置は向上しました。

 

⑤【ミラクルとミステリーの扉】

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新規踏み倒しカード、紙だと栄光のプレミアム殿堂入りをかつて果たした《ミラクルとミステリーの扉》です。コストが6であるため、2→4→6のマナカーブか《フェアリー・ミラクル》を用いた3→6のマナカーブが基調であり、扉を開けた後は相手に委ねましょう。《ミラクルとミステリーの扉》の出力担保のため小型クリーチャーを採用することができず、動きを押し付けられたり、メタカードを出されたりすると脆いですが、4ターン目に《ニコル・ボーラス》や《偽りの王 ヴィルヘルム》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などを投げつけると終わるゲームもしばしばあることが魅力です。また、なぜか《ミラクルとミステリーの扉》にはシールドトリガーがあるため、相手の安易な刻みを抑制することで時間を稼ぐことができます。

 

⑥【白青メカオー】

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このデッキも長らくデュエプレ環境に君臨したデッキと同じ名前を冠しますが、リメイクされたのはフィニッシャーではなく、足回りのカードでした。コスト軽減のシステムクリーチャーである《歌唱愛機サリア》や、グレートメカオーがいるときに1ドローの《SL機装パワフル・ナムロック》など、初動兼《機動要塞ピラミリオン》から飛び出すカードのパワーが一段階上がり、結果として展開力や継続戦闘力が上昇しました。最終的には《超新星マーキュリー・ギガブリザード》と《無敵巨兵スパルタンJ》を出して呪文封殺と除去耐性で殴り勝ちます。
《キャプテン・ミリオンパーツ》がいない分ブロッカーにはやや弱く、また《SL機装パワフル・ナムロック》があると言えど盤面処理にはやはり弱点なため、《メガ・マグマ・ドラゴン》などには注意しましょう。

 

⑦【緑単サソリス】

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《霊騎ラグマール》のスタン落ちなどもあり、以前ほどは見るデッキではなくなりました。《キング・シビレアシダケ》による高速ブーストや、ハンデス対策の《剛撃霊樹タイタニス》、フィニッシャーの《超新星ヴァルカン・アンチャンス》など優秀なカードを多数獲得しているため、今後、再び流行する可能性は十分にあると言えるでしょう。やることは基本変わらず一旦は《邪帝遺跡ボアロパゴス》の龍解を目指すか、または、今弾で追加された《恋愛妖精アジサイ》からリソースを稼ぎに行きましょう。このカードのため、ややデッキはスノーフェアリーに寄せることになります。

 

⑧【黒単ヘルボロフ】

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《龍覇 ワルボロフ》の殿堂入りにより《極・龍覇 ヘルボロフ》がメインの【黒単ヘルボロフ】へと回帰が見られました。《爆霊魔 タイガニトロ》は変わらず強力ですが、環境にハンデス対策カードが増えたことや、4ターン目のオールハンデスが専売特許でなくなったことなど、やや向かい風を感じます。

 

⑨【緑単ベアフガン】

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《エボリューション・エッグ》を獲得し、動きの再現性が高まりました。前環境でも刺さり自体は悪くなく、活躍できる下地は十分ありましたが今期は《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》や《オリオティス・ジャッジ》など強力かつ手打ちのできる除去―ドが増えたためやや向かい風です。

 

⑩【白赤紫電武者】

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《ボルメテウス・武者・ドラゴン》《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》のリメイクともいえる《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》が登場しました。“武者”サポートに加えて《バルケリオス・武者・ドラゴン》を加えたワンショット打点を即座に作ることができ、スパーク耐性も持つため、回ったときの出力が非常に高いです。もともと【白赤武者】はビートに強いビートでしたが、今期の【白赤紫電武者】はワンショットに優れたデッキとなっています。《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》は《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の除去対象のため、場にすぐに置くか、《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》の侍流ジェネレートで置くかは考える必要があります。
《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》の性能が高いためこのカードにアクセスすることが重要で、《天装 タイショウ・アームズ》にリソースを頼り気味なのがややつらいところです。

 

【ジュヴィラユニバース】

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今弾の曲者デッキです。《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》の効果で墓地のクリーチャーを進化元にフェニックスを召喚できるようにして、墓地のフェニックスを進化元に《究極銀河ユニバース》を出すことで、そのままメテオバーンで特殊勝利できます。そのため《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》が一ターン生き残ると勝つと主張でき、必須の白黒赤に加えてデッキとして安定させるためにドローと墓地肥やしのできる青を加えて構築されます。要は《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》を残した状態でターンを返すと負けてしまうため、相手側はそれを念頭にしなければならないのですが、下手に殴ると《地獄門デス・ゲート》《インフェルノ・サイン》《ミケニャンコ》トリガーから負けてしまうし、9マナ溜められて《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》《究極銀河ユニバース》を同時に投げられても負けます。トリガーがまぁまあ強いデッキのため殴り切るのは容易ではないが、殴り切れないとトリガーから逆転される可能性をにおわせる、かと言って下手に山札切れを待つこともできない…という嫌な択を相手に与えます。トリガーを封殺できるデッキならば楽に戦えますし、ハンデスにも弱いため対策は容易ですが流行るとしんどいデッキなのは間違いないでしょう。

 

3 あとがき

今回紹介したデッキ以外にも
【緑単ワラシベ】
【黒単ネロ】
【黒赤ネロ】
【白単天門】
【黒緑悪魔神】
などは存在するようです。

過去のカード達のリメイクの中でも《神聖貴 ニューゲイズ》《暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス》が環境的には上位に上ってきました。それ以外もなかなかいいデッキとして成立しており、古くからのデュエプレプレイヤー達にとってはうれしい結果だったかもしれません。マッドネスカードの追加や《龍覇 ワルボロフ》の殿堂入りなどもあり、押さえつけられていたコンボ寄りのデッキも息を吹き返し、群雄割拠になり始めています。覇権を握るのがどのデッキになるか注目していきたいところです。
あとどうでもいいけど《神聖貴 ニューゲイズ》って某四皇に名前似てる。

ご意見、ご感想等ありましたらコメントにお願いします。


 

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