【ND】環境デッキテンプレリスト集(5/27新規)【第26弾環境】

NDテンプレデッキリスト集
1 はじめに

こんにちは。BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。

第26弾天魔命導環境が始まりました。
今弾のトップレアは革命軍の光・闇の総大将たる《時の革命 ミラダンテ》と《魔の革命 デス・ザ・ロスト》、そして侵略者側からは新たな”レッドゾーン”として《熱き侵略 レッドゾーンZ》と、神を自称する九極の侵略者《極まる侵略 G.O.D.》が収録されました。
革命軍の両雄は背景ストーリー上で非常に強力なクリーチャーとして扱われており、”ミラダンテ”は未来の革命0、”デスザロスト”は過去の革命0の力を持った王です。
実績としては《轟く侵略 レッドゾーン》の討伐への貢献に加えて、単騎で侵略者の軍勢を複数退けます。九極の侵略者は《時の革命 ミラダンテ》に退けられる軍勢の一つです。
”デスザロスト”はいろいろあって今後フェードアウト気味になってしまうのですが、”ミラダンテ”は革命編における主要クリーチャーとして背景ストーリーでも長く活躍してくれます。
そんな設定は非常に強キャラな二体ですが、環境でも暴れることはできるのでしょうか。ではデッキ紹介です。

 

2 デッキリスト
①【緑単サソリス】

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新弾で《革命目 ギョギョウ》を獲得しました。これは紙の【緑単サソリス】にもあったカードで、何をするかというと、《霊騎ラグマール》がマナにいる状態で相手が4コスト以上のコストのカードを出すと、マナから《霊騎ラグマール》を場に出してマナに戻すことで、一切の損失なく、相手の盤面が一つ減ります。つまり一種のクリーチャーロックになるわけです。こうなると《革命目 ギョギョウ》を一旦処理しない限り相手の展開を一切許さないので、その間に打点を作って過剰打点で殴る準備を整えることができます。実は現環境だと一度場に出た《革命目 ギョギョウ》を処理する手段は然程多くないため、対面によってはこのカードで詰みまでもっていけることもしばしばです。また、このカードは革命2で自分のコスト軽減能力も持っており、下手に《轟く侵略 レッドゾーン》で3枚シールドを割ると1コストで出てくるため、対ビート性能も高いです。《トレジャー・マップ》《雪精 ジャーベル》などのサーチ手段も豊富なためデッキに2枚程度のカードでも探り当てることが可能で、紙だと既に殿堂入りしていた《次元流の豪力》も4枚使うことができ、。タップ系の効果に対しても《獣軍隊 シュバック》で対応できるため、今弾で収録された《閃光の守護者ホーリー》への耐性も持っています。総じて対応力が高く、現環境の中心にいると言えるでしょう。
マナのカードを出すと最大マナ数が減るため、《制御の翼 オリオティス》の効果対象ではないかをしっかり確認しましょう。

 

②【レッドゾーン】

白赤

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赤単

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新たな”レッドゾーン”《熱き侵略 レッドゾーンZ》を獲得し、シールド焼却をも可能になりました。ただ、現環境だと《轟く侵略 レッドゾーン》によるシールド3枚ブレイクが革命2効果を持つ《革命目 ギョギョウ》《革命魔王 キラー・ザ・キル》、シールドの数が少ないほどコストが下がる《魔の革命 デス・ザ・ロスト》などに逆利用されるケースが少なくなく、前環境ほど高速で勝負を決めにいくことが求められているかと聞かれれば実はそうともいいきれない、という環境です。そのため、ゲームを後ろに伸ばす力を持った《制御の翼 オリオティス》を持つ白赤型の方がやや多い印象です。《制御の翼 オリオティス》意識で《超次元キル・ホール》や《コメット・チャージャー》が採用されるケースが多く、赤単型は《爆炎シューター マッカラン》《革命の鉄拳》など、盤面処理に長けたカードが採用されているようです。
《制御の翼 オリオティス》は苦手ですが、除去手段は比較的多いデッキです。

 

③【白単サザン】

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【白単連鎖】を取り込むような形で《時の革命 ミラダンテ》を抱き込みました。《聖騎士ヴォイジャー》がND落ちした代わりではないですが、革命2でトリガーブロッカーになり、かつコマンドカードをある程度狙って回収できる《夜警の精霊龍 ウィズローザ》が採用されています。2コスト軽減が乗った状態だと2コストで出せて、かつ《時の革命 ミラダンテ》のシンパシー対象になっているこのカードは《聖騎士ヴォイジャー》ほどのパワーではありませんが、小回りの利く便利カードといった立ち位置に落ち着きました。現環境においては《天命槍 パーフェクト》が【緑単サソリス】の《霊騎ラグマール》を無効化するため、【緑単サソリス】に対して一定の勝率を持ちつつパワーの高いデッキとして使われるようです。ただし、もしこのデッキが流行った場合は《メガ・マグマ・ドラゴン》や《ドギラゴン一刀両断》などの採用が見えてきたり、《獣軍隊 シュバック》がやや重いため、対策は比較的しやすい方でしょう。
軽減効果で戦うデッキであり、登場時に除去を放つカードがないため《制御の翼 オリオティス》が苦手です。

 

④【黒単ネロ】

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今度は《魔の革命 デス・ザ・ロスト》が新たに採用された【黒単ネロ】です。他にも《暗黒鎧 ヴェイダー》が採用されています。《暗黒鎧 ヴェイダー》は置いておくだけでリソースが拡充される非常に頼もしいカードで、長期戦に強いカードと言えます。前環境の【黒単ネロ】は早期の着地が求められましたが、今弾ではややゲームレンジが後ろになり、オールハンデスの《魔の革命 デス・ザ・ロスト》と全体除去の《革命魔王 キラー・ザ・キル》の二択を相手に押し付けることができます。《革命魔王 キラー・ザ・キル》の全体除去を避ける、闇単系統の相手に対しては《夢幻大帝ネロ・ソムニス》による展開と、《超復讐 ギャロウィン》によるボードコントロールビートを仕掛けます。
ただし、《革命魔王 キラー・ザ・キル》のみが自前の軽減効果や踏み倒し方法を持っておらず、着地に難があります。そのため早期に広げられた盤面を捌くのはやや苦手で、かつ一度に二面以上の打点を止めたいとき、《暗黒鎧 ヘルミッション》が盤面に立っている必要があるため、【緑単サソリス】のように盤面を広げて過剰打点を組んでくるような相手には不利を強いられます。また、軽減持ちの進化クリーチャーたちもそっちはそっちで《制御の翼 オリオティス》が苦手です。
個人的には今後はビートによったタイプと、後ろ寄せのタイプで分岐する未来もあると思っています。

⑤【トリガーヘルボロージア】

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【トリガーロージア】の魂を受け継いだ耐久デッキです。その名の通り、シールドトリガーで相手の攻撃を受けて《真聖教会 エンドレス・ヘブン》による盾追加で更に耐えて、《埋没のカルマ オリーブオイル》によるデッキ回復かドラグハートクリーチャーによる殴り勝ちを目指します。《聖霊王アルファリオン》のスタン落ち、その他各種カードのスタン落ちに伴いビッグマナ系統が沈黙し、トリガーケア手段が極端に狭まった環境だからこそ生まれたデッキとも言えます。自分のクリーチャーが破壊されたときに盾を追加する《真聖教会 エンドレス・ヘブン》と龍解時に自分のクリーチャーを破壊する《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》でシナジーを生み出し、さらに今弾追加された《閃光の守護者ホーリー》という全体タップカードも合わさって、一度フォートレスが二枚並ぶと突破はかなり面倒になります。《インフェルノ・サイン》の規制はあまりダメージではなかったようです。

 

⑥【黒単ヘルボロフ】

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《暗黒鎧 ウェイダー》の獲得で長期戦にさらに強さを手にいれました。が、大枠は殆ど変わっていません。《暗黒鎧 ウェイダー》に寄せるため、《凶殺王デス・ハンズ》の価値がやや上がった程度です。ビッグマナが環境落ちして《爆霊魔 タイガニトロ》が刺さるデッキが減り、有利を取りたいデッキが正直あまりないため立ち位置的にはちょっと逆風かなと感じます。メタが回って【白単天門】などの手札利用がもっと増えるとメタへの食い込み方もまた変わってくるでしょう。

 

⑦【白緑九極侵略】

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《極まる侵略 G.O.D.》を切り札に据えた新デッキタイプです。9コストの光の進化クリーチャーという非常に狭い侵略条件を持ちますが、それだけに出したときのリターンは大きく、9コストの光のカードを手札とマナから踏み倒すことができます。基本的にはマナ武装効果で4コストになった《四極 キジトロン》から《超七極 Gio》に進化し、その攻撃時に合わせて《極まる侵略 G.O.D.》で侵略、という形になります。出しただけで勝ち、とまでは言い難いですが、かなり強い盤面が作れることは間違いないです。また、採用カード次第ではシールド操作に長けたデッキにもなり、九極の侵略者は殆どエンジェル・コマンドなので、《ヘブンズ・ゲート》とそれに関連するサポートとも相性は悪くないです。
《制御の翼 オリオティス》は天敵。

 

⑧【白単天門】

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ビートデッキが環境の中心である以上、受けデッキとして一定は存在します。ただし、《魔の革命 デス・ザ・ロスト》のオールハンデスや、【緑単サソリス】のクリーチャーロックなど、苦手な戦法を使うデッキが環境の中心にいるため今はまだそこまで数を伸ばしきれていません。進化クリーチャーが定義する環境のため、《護英雄 シール・ド・レイユ》があまり刺さらない対面も増えました。単純に強化になるようなカードもなかったため、真新しさがないことも少し母数を減らした原因にはあるでしょう。今後のメタの周り次第では十分に戦うだけのポテンシャルは持っています。

 

⑨【黒単デュエにゃん】

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【黒単ワルボロフ】に加わった新しいファンキー・ナイトメアの顔として《デュエにゃん皇帝》が採用されています。ファンキーナイトメアに侵略が可能で、攻撃おわりに墓地のファンキーナイトメアを自身の下に置くことができます。そして、このクリーチャーが破壊されたとき下のファンキーナイトメアを蘇生することが可能です。《滅殺刃ゴー・トゥ・ヘル》や《葬英雄 ゲンセトライセ》のターン終了時効果により《デュエにゃん皇帝》を破壊することで、その下にあるカードを盤面に並べることができます。これは単に小型ファンキーナイトメアの登場時効果の使いまわしのみならず、例えばシールドブレイクに行ってタップトリガーで攻撃を終了させられても、この効果により出てくるクリーチャーはアンタップ状態で出てくるため、ブロッカーなどを並べることが可能です。トリッキーなビートダウンデッキとして非常に面白いデッキになっています。

 

  

3 あとがき

今回紹介したデッキ以外にも
【モルトNEXT】
【緑単べアフガン】
【シータドギラゴン】
【青単キリエ】
等は存在するようです。

ここ4期ほど常に勝ちデッキだった【青赤UKパンク】がND落ちして環境が激変しました。前環境では革命が実際あんまりパッとしないカードぞろいな印象でしたが、少なくとも26弾初期環境では《時の革命 ミラダンテ》《魔の革命 デス・ザ・ロスト》ともどもなかなかの存在感を放っています。《燃える革命 ドギラゴン》は活躍していなかったというとさすがに嘘ですが、目覚ましい活躍かと聞かれればそれは違いましたからね。このまま是非二体には頑張ってほしいと思います。
それに関連した環境的な話だと、上記の革命0を持った二体だけでなく、革命2効果を持ったカード達も各デッキでキーカードとして働いている姿を見るようになりました。それに伴い、盾を半端に削ってターンを返すとこれら革命効果に咎められてしまうため、半端な攻めよりも過剰打点を備えることが推奨されます。
【モルトNEXT】は一枚から相手の喉笛を食いちぎるワンショットを一つの武器にしていましたが、ジャスキルで殴っても現環境のデッキ達はこれを容易くは通さず、逆に革命でカウンターできるように構築されているため、ジャスキルプランが成立しにくくカウンターにも弱いこのデッキは鳴りを潜めてしまいました。
あとこの記事で《制御の翼 オリオティス》に何回言及したか忘れました。
次弾はいまのところ革命編でなく、謎のパックになっているのでその内容にも期待していきたいですね。


ご意見、ご感想等ありましたらコメントにお願いします。
それではまた。


 

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