【ND】環境デッキテンプレリスト集(4/2更新)【第19弾環境】

NDテンプレデッキリスト集
1 はじめに

こんにちは。BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。
第19弾環境が始まりました。世界のゼロ化を目論むゼニス・アンノウン勢力の総大将たる《「無情」の極 シャングリラ》と、パンドラ王家の希望の双子の最終形態《超絶奇跡 鬼羅丸》の最終決戦の様子が描かれています。できればこの二体にVマークが欲しかったですが、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》以上にVマークが似合うクリーチャーがおらず、その《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》と相対した《「終」の極 イギー・スペシャルズ》(未収録)をVにはできなかった以上仕方がなかったのかもしれません。じゃあ2弾に分けるかデッキにして収録とかあったんじゃない?
今回収録されなったE2のカードのいくつかはフレーバーテキストには登場していたようなので、もしかしたら今後どこかで拾われることがあるかもしれません。《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》(未収録)などはTCGの大型大会での優勝プロモにもなった人気のあるカードで、現在存在するデッキの半分ほどに対するフィニッシャーに成り得ます。テキストに置き去りなどはないと願いたいですね。
では環境整理に行きましょう。

 

2 デッキリスト
①【刃鬼】

シータ型


デッキコードはこちらから

 

白抜き4C型


デッキコードはこちらから

 

黒抜き4Cメンチ


デッキコードはこちらから

TCGでも大いに活躍し非常に高い人気を誇った《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》をフィニッシャーに据えた、マナブ―ストに高い適性を持つデッキタイプです。前期に流行った【黒抜き4Cメンチ】と異なり超次元への依存度が低く、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》1枚で完結する下準備の少ないフィニッシュ性能が魅力です。
《フェアリー・シャワー》、《メイ様》、《ガチンコ・ルーレット》などリソースを失わずにマナをブーストできるカードが多く追加されたことで安定感のあるマナ加速が可能です。大型ハンターと大型マナブーストを安定して組み込むことができるシータ型、対コントロール性が高く9→11への繋ぎになる《偽りの王 ヴィルヘルム》を採用した白抜き4C型、【黒抜き4Cメンチ】に《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を組み込んだ黒抜き4C型が存在しますが、前者2つが緑単色のカードである《母なる大地》を組み込みやすく人気を集めている印象です。《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》がメタられたときを想定して他ゼニスを僅かに投入するのもいいかもしれません。
また、このデッキはE3にかけても数種の”リュウセイ”を手に入れ強化される可能性があります。最終的には環境の高速化に伴い衰退しましたが、それでも今後長く見る可能性が高いため今から慣れておいてもいいかもしれませんね。

②【祝門】

青黒型

デッキコードはこちらから

 

ドロマー型

デッキコードはこちらから


《ウェディング・ゲート》から攻守を行うコントロールデッキです。盤面の全破壊という非常に強力な制圧性能を持つ代わりに自分の盾を全て破壊する《偽りの星空 スター・イン・ザ・ラブ》のデメリット能力を《偽りの星空 オレオレ・ダークネス》の手札破壊能力によりカバーしています。手札破壊は能動的な攻めとしても非常に強力で、《祝儀の堕天チャーマジュン》と合わせると5コストでランダム2ハンデスとなり、抜くカードによっては勝負の勝ち負けに直結します。先ほども触れた《祝儀の堕天チャーマジュン》は、コスト軽減能力を持つシステムクリーチャーでありながらデッキの回転の役割も担っており、バトルゾーンのコマンド数にも貢献するこのデッキの序盤~中盤の核となる非常に強力なカードです。
また、《ウェディング・ゲート》からの《偽りの星空 スター・イン・ザ・ラブ》の最も大きな強みはカウンター性の高さでしょう。相手の盤面を壊滅させながら相手の盾を全て割り切るだけの打点が揃うので、相手の攻撃を自分のチャンスとすることができます。また黒のエンジェル・コマンドが自分の盾を犠牲にする効果を持っていることからも《ザ・ストロング・ガード》や《アクア・スーパーエメラル》などの盾操作カードと非常に相性がいいです。
安定した動きでベースとなる【青黒祝門】、《聖隷王ガガ・アルカディアス》によるフィニッシュ性も兼ね備えた【ドロマー祝門】が現在の主流です。《メイ様》を取り込んだネクラ型も存在するようです。
弱点は、盾を犠牲にしたところの隙をつかれること、《サイバー・N・ワールド》などの大型ドローソースで継続的な攻めを行われること、ハンデスにより《ウェディング・ゲート》から出すクリーチャーを直接抜かれることなどです。また、墓地回収なども乏しいので黒エンジェル達を切る判断は慎重に行いましょう。

 

③【青単リキッド・ピープル】


デッキコードはこちらから

《超閃機 ジャバジャック》を主軸にビートダウンを仕掛ける新しいタイプのビートデッキです。《超閃機 ジャバジャック》は自身が大量ドローを行う潤滑油的クリーチャーでありながら、条件付きアンタッチャブルのフィニッシャーでもあるので《超閃機 ジャバジャック》までのアクセスをいかに素早く行えるかがカギになります。《アクア・アナライザー》の能力は《超閃機 ジャバジャック》までの道のりを早めるほか《アクア・エリート》などの補助としても優秀です。《封魔ゴーゴンシャック》を使ったメタビート的な動きも可能です。

 

④【白緑アガサ天門】


デッキコードはこちらから

《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》が一体で勝負の趨勢を決めるスペックがあるカードであることを活かし、《ヘブンズ・ゲート》のみならず《超次元マザー・ホール》から踏み倒しを行う型が主流となりました。これにより強力なサイキック・クリーチャーの採用までもが視野になり、《魂の大番長「四つ牙」》などのマナブーストを行うカードが入ったことで大型カードの手打ちがより現実的に、《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》によりマナ回収が可能となりより柔軟性が高まりました。
フィニッシュとして《奇跡の精霊ミルザム》のほか《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》の採用や、青を加えてドローを強化し《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》から唱える防御呪文兼フィニッシャーとしての《超次元ガロウズ・ホール》と《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を採用することもあるようです。

 

⑤【5Cコントロール】

(確定・準確定枠のみ)

(40枚に満たないためデッキ編成は不可)


5文明全てをマナに揃えることで2ブーストを行うことができる《フェアリー・ミラクル》を軸として単体で高いパフォーマンスを発揮するカードの組み合わせにより構成されたデッキです。《偽りの王 ヴィルヘルム》は特に、そのグッドスタッフ性と黒・赤・緑の3色持ちという長所を生かし、TCGにおける【5Cコントロール】においても長らく活躍していた経歴があり、このカードの登場によってより強力になりました。
基本的には上記の確定・準確定枠を中心にグッドスタッフ性の高いカードをプレイヤーの好みで組み合わせることでデッキが完成します。主に「3ターン目にマナに五文明が揃う組み合わせ」「フィニッシュ方法」「環境への対策」の3点を考えましょう。

①3ターン目にマナに5文明を揃える主な組み合わせ
ここで重要なのは「3文明を持ちマナ基盤になるカード」「被っていない2文明を持つ2種類の多色カード」「単色のアンタップマナ」の3種類です。1つ目は《偽りの王 ヴィルヘルム》や《超次元リュウセイ・ホール》などが該当し、残り2文明を補うだけでいいのでその後が非常に楽になります。
2つ目は例えば《超次元ホワイトグリーン・ホール》と《ディス・アダラ・ドラグーン》のように、残りは青単色だけで5文明が揃うので、青単色のカードを積極的に採用したくなる組み合わせです。被っている文明をもつ多色カードは2種類引いても3文明しか揃わず多色事故の原因となるので採用の際は考えましょう。
最後は3ターン目にマナに置くことで《フェアリー・ミラクル》を打つアンタップマナを生み出します。特に2文明+2文明+1文明の組み合わせができるときは気にしたいです。多色のカードは強力かつマナ基盤として優秀ですが、《フェアリー・ミラクル》以外の単色カードが15枚ほどあるといわゆる多色事故が減ります。
《偽りの王 ヴィルヘルム》に不足する白・青と《超次元リュウセイ・ホール》に不足する白・黒を補えるカード採用がお勧めです。他にも《執拗なる鎧亜の牢獄》や《龍仙ロマネスク》などの3色カードは非常に優秀です。

②フィニッシュ方法
最終的に相手のトリガーをケアして盾を殴ります。
特に現環境は《ヘブンズ・ゲート》と《ウェディング・ゲート》の2つの門が環境にあるので呪文を封殺することが重要です。《偽りの王 ナンバーナイン》、《悪魔神王バルカディアス》や《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》の覚醒によるロックを狙いましょう。ロックが完成した後、相手の山札切れを狙う戦法も有効です。ただし相手の《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》や《偽りの王 ヴィルヘルム》など、呪文に依存しない除去を放つカードには警戒を怠らないようにしましょう。
他にも対面によっては《永遠のリュウセイ・カイザー》が蓋となることもあるので、臨機応変に対応しましょう。

③環境への対策
【5Cコントロール】は見ての通り自由度が高いです。グッドスタッフ性の高いカードであればほぼすべてが採用候補たり得るので、流行りに合わせて入れ替えや調整を行いましょう。ビート系のデッキが多いならば《希望の親衛隊ファンク》《ディス・アダラ・ドラグーン》などを中心に最後は《永遠のリュウセイ・カイザー》で〆るのがベストです。今なら【青単リキッド・ピープル】意識の《天恵と翔天の声援》などもいいかもしれません。《反撃のサイレント・スパーク》や《ボルメテウス・ホワイト・フレア》などのS・トリガーも採用できます。
コントロール系のデッキが多いならばブーストから《ガチンコ・ジョーカー》や《サイバー・N・ワールド》などで相手の行動に対処、封じ込めを行いながら《偽りの王 ヴィルヘルム》でアドを作り《偽りの王 ナンバーナイン》や《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》の着地まで戦いましょう。フィニッシュに大型ゼニスの登用もいいですね。
他にも今の環境だと《メイ様》《デュエマの鬼!キクチ師範代》《封魔ゴーゴンシャック》《祝儀の堕天チャーマジュン》及び各種サイキック・クリーチャーなどの厄介な中継ぎクリーチャーを焼き払う《無双竜機ミツルギブースト》などもお勧めです。

 

⑥【ワイルド・ベジーズ】


デッキコードはこちらから

こちらもおなじみ緑黄色野菜。登場初期こそやや微妙扱いでしたが次第に使用者が増え、多くの最終top100入賞を果たしました。《バロン・ゴーヤマ》が横展開と手札補充にと万能な働きを持ち、パワー5000という叩きにくいラインのクリーチャーが並ぶので相手目線だと非常に厄介です。ただし過信は禁物で、後手で殴るタイミングには注意が必要です。ブーストを行うS・トリガーが多く追加されたことを留意しておきましょう。

⑦【ターボゼニス】


デッキコードはこちらから

《「戦慄」の頂 ベートーベン》と《戦慄のプレリュード》を獲得し、デッキ内ゼニスの枚数そのものを増やし《偽りの名 ハングリー・エレガンス》の軽減をより生かしやすい強力なデッキに仕上がりました。《「戦慄」の頂 ベートーベン》はマナ、墓地のそれぞれに触れることができ、弱点であったビートに対しても巨大な壁になる強力なカードです。
それでも一番大きな変化は《メイ》の獲得でしょう。リソースを失わずにブーストができる初動はそれほど貴重です。《ライフプラン・チャージャー》で回収した《メイ》を《ライフプラン・チャージャー》が生んだマナから出せるのもポイントが高いです。

 

⑧【青黒リバイバー】

通常型


デッキコードはこちらから


リキッド・ピープル型


デッキコードはこちらから

《封魔ゴーゴンシャック》、《虚構の影バトウ・ショルダー》、《デュエマの鬼!キクチ師範代》などのメタカードを多用し相手の動きを制限しながら殴りきることを目指すビートダウンです。《死神術士デスマーチ》がNDから落ちてしまい速度がやや落ちましたが、それをメタカードによる時間稼ぎで補っています。《アクア・ジェスタールーペ》は《デュエマの鬼!キクチ師範代》とアンチシナジーなので注意しましょう。
また《魔水晶スタートダッシュ・リバイバー》がリキッド・ピープルであることを活かし、新たに追加されたリキッド・ピープルを複数投入することで強力な動きを獲得したタイプも存在します。

 

⑨【アナカラーザビミラ】


デッキコードはこちらから

前環境からの続投組です。大きな違いといえばやはり《メイ》でしょう。序盤のマナブースト枠や《母なる大地》の生贄枠など、序盤からフィニッシュまで全ての場面で活躍します。《恵みの大地ババン・バン・バン》は最速で4ターン目に立つようになり、もうやりたいほうだいです。
ブーストした後、並べたカードを《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で破壊して《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を作り安全に殴ります。

 

⑩【赤速攻】


デッキコードはこちらから

《火ノ鳥カゲキリ》がND落ちしてしまいましたが、ビッグマナ環境に対しての刺さりは上々です。《フェアリー・シャワー》などのマナブーストトリガーが増えたことと、《メイ》意識の低コストブロッカーに引っかかってしまうことはご愛嬌でしょう。

 

⑪【赤MRCロマノフ】


デッキコードはこちらから

手札とマナを整える《フェアリー・シャワー》の登場、そして【ドロマールドルフ天門】の衰退により天敵《サイバー・N・ワールド》が減り環境的に通りがよくなりましたが、さすがに他のデッキのカードパワーの上昇を受け、やや勝ちきれないシーンがあります。3コストチャージャーから5コストホールで《ヴォルグ・サンダー》に繋ぎ《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》を繰り出しましょう。ビッグマナ環境に対して《穿神兵ジェットドリル》を使い抗っているようです。
余談ですが次のシリーズE3では墓地を扱う【墓地ソース】というデッキが登場します。墓地を肥やすカードの登場も予想されますが、果たして【赤黒MRCロマノフ】はどうなるのでしょうか。

 

  

3 あとがき

今回紹介したデッキ以外にも
・【青抜き4cドラゴン】
・【ドリームメイト】
・【5Cホーガン】
・【赤緑ハンター】
・【白黒速攻】
・【ドロマー天門】
・【シータラムダ】
・【ドロマーエイリアン】
・【緑抜き4C除去コン】
・【赤黒ヒューマノイド】
等は存在するようです。


《メイ様》は非常に大きな衝撃を我々プレイヤーに与えました。1マナで出すことができる置きブースト。これには《万象の超人》も思わず二度見してしまったこと間違いなしでしょう。
一応対策は《アクア・ガード》や《ねじれる者ボーン・スライム》などの1コストブロッカーや、2コストブーストからの《ドンドン吸い込むナウ》や《陰謀と計略の手》が存在しますが、そもそも対処に1ターン使ってる時点で相手からすると1ターンの猶予を与えられたに等しい…など言われています。「先1《お目覚めメイ様》」に対して後手ができることがあまりにも狭く、また《メイ様》はブーストだけでなく、「《母なる大地》の生贄として最もコストの低いクリーチャーである」という付加価値まで付随してしまっていることが、もうめちゃくちゃです。
純粋なドリームメイトのデッキだと比較的楽に特殊勝利が発生したり非常にいいカードだな、と感じるのですが、ひとたび離れればどうなるか、今回のデッキリストや実際にNDのランクマッチに潜ってみるとお判りになると思います。
果たして《メイ様》の明日はどっちだ。

ご意見、ご感想等ありましたらコメントにお願いします。
それではまた。


 

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP