目次
1.はじめに
BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。
第16弾ファースト・オブ・ビクトリー環境、皆様いかがお過ごしでしょうか。
勝舞編に一度区切りがつき新章が始まり、第一弾から今に至るまで活躍し続けた汎用S・トリガーにもやや上位互換気味たカードが実装されたことにも一抹の寂しさを覚える方も少なくないでしょう。
とはいえ遅かれ早かれ訪れるべくして訪れたときでもありました。今回はそんな新時代のデッキを7つご紹介しようと思います。
2.テンプレデッキリスト
①【エンペラー・キリコ】
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新時代とは言ったが旧時代が混ざってないとは言ってない。
いわゆる「Nエクス」を筆頭に相性の良好なカードを多く手に入れました。《サイバー・N・ワールド》は確かに墓地に対する強烈なメタ性能とグッドスタッフ性を併せ持つものの、相手にも手札補充を許してしまう弱点が存在します。これをやや強引に「出したターンor出した次のターンに勝つ」という解決法を見出しています。
圧倒的tier1かといわれるとやや疑問符が付きますが、少なくともこのデッキに勝てるか、というのが現環境の一つの指標とみて間違いないでしょう。フィニッシャーとしては《復活の祈祷師ザビ・ミラ》からの《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》も候補です。こちらは場のブロッカーを無力化しながら返しのターンでの相手の動きを大きく制限することができます。
②【トリーヴァ(白青緑)グレイトフル・ライフ】
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【エンペラー・キリコ】対策は《次元流の豪力》と《聖隷王ガガ・アルカディアス》のコンビです。《悪魔神王バルカディアス》に頼らずとも呪文を封殺する力を手にしました。呪文を封じた後は盤面の物量で圧殺します。
《次元流の豪力》が進化元を一体で二体用意できるカードであり、さらに以前までの弱点であった後半の《大神砕グレイトフル・ライフ》の全マナ落ちから攻めあぐねる、守りあぐねることも新カード《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》で解決することができます。
【ネクラ(白黒緑)グレイトフル・ライフ】や【リース(白赤緑)グレイトフル・ライフ】も【トリーヴァグレイトフル・ライフ】よりは数で劣るものの存在するようです。
③《赤緑ハンター》
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〇走中でもないし、〇ンスター〇ンターでもない。
4マナ到達前に盤面にハンターを二体以上展開できていれば《超次元ガイアール・ホール》を4コストで唱えることができ、そのまま物量で押すことも、次ターンにさらなる超次元呪文から《激竜王ガイアール・オウドラゴン》を完成させて殴ることも可能な器用さも持ちます。大量展開には2ターン目に《ヤッタレ・ピッピ―》を出せるか否かが鍵となります。
単純な速度で【エンペラー・キリコ】と並び、4ターン目の《ブーストグレンオー》で相手のテンポを破壊します。
水文明の《アクア・ジェット》を採用して手札を増やすこともできますがやや悠長で、グレートメカオーにおける《機動要塞ピラミリオン》のようなハンターがいないことから現在は赤緑型が主流です。
④【速攻】系
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【赤緑速攻】は《無頼勇気タイガ》を獲得したことによりスピードアタッカーの採用枚数が増えました。
そのほかは以前からあるカードがほとんどです。【白赤速攻】に対する優位点は《式神シシマイ》によるシールドトリガー封殺と、比較的にカードパワーが高い点です。
【白赤速攻】はほぼ前弾とカードプールがほぼ変わっていないので今回はリストは省略します。
⑤【バルガライゾウ】
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【エンペラー・キリコ】とはほぼ同速帯であり、出力の最大値はそれを上回り、最小値はそれを下回るピーキーさと戦うデッキです。敵は己のうちにあり。
《永遠のリュウセイ・カイザー》を獲得したことによりデッキの完成度が一段上がりました。《超天星バルガライゾウ》の一つ前に置くことで《超天星バルガライゾウ》の攻撃先を作ることに貢献したり、自軍のスピードアタッカー化による攻撃補助だったり、果ては相手のハンデス行為の牽制にもなるパワーカードです。
⑥【黒赤MRCロマノフ】
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《サイバー・N・ワールド》の登場によりやや立場が危ぶまれていましたが、環境から《お清めトラップ》+《超次元ドラヴィタ・ホール》を擁していた【ネクラ超次元】が消えたことを追い風に環境に居残りました。
新カードの《地獄門デス・ゲート》は攻防一体のカードであり墓地を利用するこのデッキにとってはかなりうれしいカードです。また、《死海秘宝ザビ・デモナ》もまた役割を多方面に持ちながら、《聖隷王ガガ・アルカディアス》をケアすることができる万能なカードとなります。
【エンペラー・キリコ】に対しては墓地肥やしのシステムクリーチャーが同時にブロッカーであるため、攻撃を受け止めることが十分可能です。《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》は《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》の呪文詠唱を封じてくるので天敵となります。
総じて前環境デッキの中では最も全うに強化されたデッキであるかもしれません。
⑦【ラッカ(白青赤)超次元】
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《超次元シューティング・ホール》《ガイアール・カイザー》によるいわゆる「シューティングガイアール」のパッケージを獲得。《爆竜GENJI・XX》とほぼ同じ挙動を1ターン早く行えるようになりました。ただ、この“ほぼ”というのがまぁまぁ曲者でどういうことかというと、《聖霊王イカズチ》をはじめとしたブロッカー付与のタイミングが特殊なカードに対しては無力だということです。
加えてもともとこのデッキは超次元ゾーンの8枠がカツカツであり、そのうえで《ガイアール・カイザー》を採用するとなると構築の難易度がさらに高まります。
【エンペラー・キリコ】をより対策したいならば1、2コスト帯のクリーチャーを採用して前のめりな攻めを実現するのもいいかもしれません。
3.おわりに
今弾では新種族“ハンター”と“エイリアン”が登場し、汎用S・トリガーも追加されましたが、最も環境に大きく影響を与えたのは前環境トップ【ネクラ(白黒緑)超次元】が消えたことでした。《天雷の導士アヴァラルド》と覚醒編最終弾が奇跡的に1シーズンだけ被った、泡沫の夢のようなデッキでした。
今回挙げたデッキのほかにも
・【ドロマー(白青黒)エイリアン】
・【リース(白赤緑)NEX】
・【白緑スノーフェアリー】
・【ドロマー(白青黒)ゲート】(天門無し天門)
・【黒緑Bロマノフ】
・【刃】
・【Nエクス】
などは一定数いるようです。個人的には【白緑スノーフェアリー】はもう少し暴れると思っていたので意外でした。
とはいえまだ始まったばかりで、新カードを使いこなせているデッキはそれほど多くないでしょう。それを考えると15弾環境初期に出てきた【ネクラ超次元】というデッキはデッキ成立時期の割に高すぎる完成度を誇っていました。
では今弾環境も楽しんでいきましょう。
質問、意見等ございましたらコメントによろしくお願いします。
ドロ超のリストが前環境のものになっています
ありがとうございますすぐ修正します。