【ND】環境デッキテンプレリスト集(6/19新規)【第26弾環境】

NDテンプレデッキリスト集
1 はじめに

こんにちは。BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。

第26弾天魔命導環境も中盤を迎えました。
前半環境は【緑単サソリス】一強かと思われる環境から始まり、最終的には【緑単サソリス】と【黒単ワルボロフ】が飛び抜ける形で終結しました。この2つのデッキはそれぞれ《豪勇者「猛攻の面」》と《龍覇 ワルボロフ》という強力なデュエプレオリジナルカードを貰ったデッキであり、マナか墓地かの違いはあれど、5コスト以下のカードを踏み倒すデッキなのは面白い共通点と言えます。その点、【レッドゾーン】や【モルトNEXT】などはうまく弱点を補完するカードが貰えなかったのかもしれません。

 

2 デッキリスト
①【緑単サソリス】

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初期環境で一強の様相を見せたデッキとして、最近のデュエプレにしては珍しく最後までトップを守りました。
《天真妖精 オチャッピィ》や《雪精 ジャーベル》などの3コストの潤滑油クリーチャーを置きながら《龍覇 サソリス》を出し、装備した《邪帝斧 ボアロアックス》でマナから《次元院の豪力》、効果で6コストのサイキッククリーチャーを出すことで盤面のクリーチャーコストがちょうど20になり、龍解条件を満たして《邪帝遺跡 ボアロパゴス》への龍解が可能になります。一旦はここを目指してゲームを組み立てましょう。その後は《霊騎ラグマール》を利用した除去や《豪勇者「猛攻の面」》の破壊置換効果などを活用しながらリソースを損なわないように盤面を作り、打点形成を目指しましょう。
対面によってフィニッシュまでの方法が異なるため、初心者のうちは理想盤面までもっていくまでに盤面が飽和して《天真妖精オチャッピィ》の効果を活かしきれず攻め切られてしまうことが起こりがちです。《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の龍解のために盤面を5つ埋めていることもあるので、その後の展開のため、盤面を埋めずに除去を行える呪文や進化クリーチャーの使い方は慎重に考えましょう。

 

②【黒単ワルボロフ】

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《デュエにゃん皇帝》の獲得により復権を果たしました。基本的には同じ動きですが、攻める際のパワーが以前とは別次元です。
召喚した《龍覇 ワルボロフ》で装備した《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》効果で《デュエにゃん皇帝》を《龍覇 ワルボロフ》の上に乗せ、攻撃時に《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》効果で《爆霊魔 タイガニトロ》を蘇生、攻撃終了時に《デュエにゃん皇帝》効果で《爆弾魔 タイガマイト》を下に入れます。ターン終了時に《爆霊魔 タイガニトロ》効果で1枚残してハンデス、さらに《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》の龍解コストとして《デュエにゃん皇帝》を破壊して、破壊時効果で下の《龍覇 ワルボロフ》《爆弾魔 タイガマイト》を蘇生します。《爆弾魔 タイガマイト》による最後の手札のハンデスと、《龍覇 ワルボロフ》に装備した《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》効果で《デュエにゃん皇帝》を《龍覇 ワルボロフ》の上に乗せれば、結果として相手の手札のオールハンデスをしながら相手のクリーチャーを一体破壊した上で、元の盤面以上の盤面に戻ってきます。

…字に起こすとえらい面倒に見えますが、実際はそこまで難解なコンボではありません。自壊は《葬英雄 ゲンセトライセ》でも行うことができ、必要な墓地肥やしは《シバカゲ斎》や《龍覇 ワルボロフ》のディスカードで行います。当然自壊でなくとも相手による破壊でも《デュエにゃん皇帝》の蘇生効果は起動し、《龍覇 ワルボロフ》《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》効果で《デュエにゃん皇帝》がアンタップ状態で盤面に帰ってくるため、S・トリガーによる破壊以外の除去という非常に難しい条件をクリアしなければ手札のオールハンデスは避けられません。仮にそれが成功したとしても、シールドトリガーで1枚手札を消費しているため、実際に自由に使えるカードは結局少なくなります。総じて一度攻めに回ったときのパワーが異常に高く、中速以上のデッキだと対策がかなり難しいです。

 

③【レッドゾーン】

白赤

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青赤

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環境中盤ごろは上記2デッキと合わせて”三強”と呼ばれましたが、環境の流動性で大きく影響を受けたため最後は一段落ちる形になりました。しかしながらそれはこのデッキのパワーが劣っているというわけではなく、高速で殴るデッキとしての【レッドゾーン】が対策された結果と言えます。全体母数としては最大数になった日もあり、まずこのデッキに勝てなければ始まらない、という立ち位置のデッキでもありました。
初期は白赤型が一般的で、タッチ青もいる程度でしたが、ケアが困難な全体ストップトリガーである《終末の時計 ザ・クロック》と、《革命目 ギョギョウ》を吹き飛ばす《ドンドン吸い込むナウ》を採用した青赤型が中期ごろに流行り、以降は白赤型と並行する形で定着しました。《時空の英雄アンタッチャブル》はそもそも選ばれない優秀なクリーチャーですが、加えて名目上2コストのため《革命目 ギョギョウ》存在下でも並べることができるカードとして更に重要度が高くなり、《超次元ボルシャック・ホール》の採用にまで至っています。

 

④【トリガーロージア】

世紀末HDM

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ヘルボロージア

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《真・龍覇 ヘブンズロージア》から《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を出して、あとはひたすらシールドを増やしながら耐久します。紙でもいわゆる”籠城デッキ”という分類がありましたが、それの類です。殴る系のデッキに対してはとにかく《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を早期に建てて、龍解しないように立ち回ります。【黒単ワルボロフ】にオールハンデスされながら攻め続けられても、《真聖教会 エンドレス・ヘブン》さえあればトリガークリーチャーの自壊とデッキトップで戦うことも不可能ではありません。逆に言えばトリガークリーチャーの自壊を封じることで《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を無効化できるため、マナ送りを行う【緑単サソリス】などは例外的に明確な勝ち筋を持っていました。
中期ごろから《究極ゲート》によるシールド化効果が搭載されたため、【緑単サソリス】などであっても有利とは言い切れなくなりました。本来こういったマナ加速、ハンデスを持たないトリガーデッキはビッグマナに弱いのですが、カードプール自体の問題や【黒単ワルボロフ】の影響で、ビッグマナが環境から消えてしまっていることも追い風になっていました。
殴る系以外のデッキ対面では山札枚数に気を付け、《真聖教会 エンドレス・ヘブン》の設置タイミングに気を遣いましょう。

 

⑤【モルトNEXT】

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デッキのパワーは十分である一方、対【レッドゾーン】に対する勝率の低さから敬遠されるデッキになってしまいました。以前までとの大きな違いとして、《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》から発射するドラゴンとして《悪魔龍 ダークマスターズ》が採用され、デッキ自体が黒に寄り、《偽りの王 ヴィルヘルム》が採用されています。
当然ですが先攻4ターン目に《悪魔龍 ダークマスターズ》が着地して3ハンデスが決まればさすがにほぼ勝負は決したといっても過言ではないです。【モルトNEXT】自体が”受けは貧弱だが攻めのパワーは高い”を体現したデッキなので、3ハンデスは”攻め”のための時間をおおいに稼いでくれます。とはいえ、攻めのパワーのみに関して言えば【黒単ワルボロフ】もまたほとんど隙がないため、デッキの主張点としてはそれだけだとやや弱く感じてしまいます。《不敗のダイハード・リュウセイ》による反撃の糸口すら許さないシールド焼却効果や、《メガ・マグマ・ドラゴン》辺りが差別化点になるので環境を見ましょう。

 

⑥【白単天門】

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手札利用系コンボデッキということで【黒単ワルボロフ】の盤面再生コンボがほとんど対処不可能なため、かなりしんどい対面でしたが、対ビートに対する一定の信頼を元に使用されることもありました。
後期に《栄光の翼 バロンアルデ》を採用して環境のスピードに合わせようとしていました。

 

⑦【白単サザン】

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全盛期の成績は過ぎたものの、《時の革命 ミラダンテ》を得てぽつぽつと活躍は見られていました。現環境に対する《制御の翼 オリオティス》への刺さりを武器にしており、展開から《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》や《真・龍覇 ヘブンズロージア》までつながるとさすがに強いデッキです。ただしこちらも【黒単ワルボロフ】の盤面再生コンボを決められると立て直しにかなり苦労します。加えて守りは《パニッシュ・ホールド》で手札に抱える必要があるため、ハンデスが非常に痛いです。また、《制御の翼 オリオティス》は強力ですが、強力故に引けなかった時、序盤が弱いという欠点もあります。

 

⑧【青単キリエ】

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守護者オリジナルカードとしてはやや影が薄い《エンペラー・キリエ》ですが、環境中期ごろから少しづつ開拓が進み、《v・龍覇 メタルアベンジャーR》の採用によりデッキとして完成しました。最速4ターン始動のコンボで、3→5→7でクリーチャーを変身させ、基本的には広げた盤面と《最終龍理 Q.E.D.+》によるアンブロッカブル付与で殴り勝ちます。また、このデッキは至極真面目に《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》を採用し得るデッキでもあり、ある程度盾を削った後にこれを完成させると相手のリソースを全て吹き飛ばして、自分の吹き飛んだリソースは龍回避した《龍波動空母 エビデゴラス》で補うという芸当が可能になります。

 

⑨【モルト王】

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現環境のビッグマナと言えるデッキです。《英雄奥義 バーニング銀河》でドラグハート・フォートレスを直接破壊することができる唯一のデッキで、《真聖教会 エンドレス・ヘブン》や《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を破壊して、これらに依存したデッキに有利をとることができます。対【トリガーロージア】も《フェアリーの火の子祭り》で操作した山札から《勝利宣言 鬼丸「覇」》で強引に突破できます。 ただしビッグマナかつコンボデッキなため、手札の管理に《フェアリーの火の子祭り》に依存する部分がかなり大きく、ハンデスでもされようものならかなり頭が痛いことになります。《二刀龍覇 グレンモルト「王」》はマナさえ溜まればどんな対面も一撃粉砕できるカードなため長期戦は歓迎なのですが、【レッドゾーン】のようにパワーラインの高い高速ビートダウンに対して除去手段に乏しく、環境を登りきることはできませんでした。

 

⑩【緑単べアフガン】

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最速3キルの、【レッドゾーン】を超えるスピードを持ったビートダウンです。《進化設計図》によるリソース確保力も有しており、もう少し数を伸ばせるポテンシャルはあるようにも思われました。
速度や文字通りのパワーは《轟く侵略 レッドゾーン》すら上回る《超獣軍隊 べアフガン》ですが、1コスト8枚が最速には必要、それどころかそもそも1コストを引かないと勝負が始まらないこと、侵略元の《獣軍隊 ベアッサー》が万一除去されたときに全てが狂ってしまうこと、除去を持たないこと、《制御の翼 オリオティス》で完全に機能停止することなど、構造上の問題が数多くあります。

 

3 あとがき

今回紹介したデッキ以外にも
【黒単ネロ】
【黒単デスザロスト】
【黒単ヘルボロフ】
【白緑GOD】
【5Cミラクル】
などは存在するようです。

1シーズン通して【緑単サソリス】【黒単ワルボロフ】【レッドゾーン】の3つが支配していた環境でした。この3つのどれかひとつに有利でも、残りのどちらかに対して絶望的な相性になっている、という他のほぼすべてのデッキは環境の隙間で生きることを余儀なくされていました。【トリガーロージア】が何とかくらいついてはいましたが、このデッキは上手くなるほどミラーマッチが絶望的に長くなるためランクマッチの性質上忌避されやすいデッキでした(ミラーは最低20ターン以上20分以上くらいを覚悟しなければならない)。
環境の良し悪しは人によって定規が異なるのでこうと決めつけることはできないのですが、最終トップ100入賞割合を鑑みても、まぁ流石に支配的な環境だなとは思います。カードそれぞれはオーバーパワーでもなく想定通りの活躍を見せているため、問題があるとすればカードにではなくプールに問題があると思いますが、運営の判断にも注目したいですね。あと個人的に、守護者の初代カード達が擬人化したことで次のパックに彼らのリメイクカードなんかあったら楽しいなと思います。

ご意見、ご感想等ありましたらコメントにお願いします。
それではまた。


 

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