1.はじめに
BEANSの戦闘員、ナニガシソレガシです。今の目標は勝利数15000越えです。
第15弾超覚醒嵐舞環境も開発が進み、初期とはプレイング、デッキ練度などの面で大きく変わった様相を呈しています。
前置きはこれくらいで、今回は11個のリストを紹介します。それではどうぞ。
2.目次
3.テンプレリスト
①【光闇自然超次元】(ネクラ超次元)
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環境初期から頭角を現していたデッキでしたが、先日行われたバトルアリーナでも見事頂点に立ちその立場を確固たるものにしました。
環境初期からほとんど変わらぬままの姿で走ってきたところがこのデッキの核である《天雷の導士アヴァラルド公》の強力さを表しているといっていいでしょう。《未来設計図》を五枚目以降の《天雷の導士アヴァラルド公》として採用し、後半は《悪魔神王バルカディアス》をサーチするための札として採用しているタイプが多く見かけられます。
そのためサーチの対象として《魔刻の斬将オルゼキア》や《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》を採用することもでき、これらのカードによってミラーを有利に進めようとする人も多いようです。
②【グレイトフル・ライフ】
(光水自然型)
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(光闇自然型)
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《大神砕グレイトフル・ライフ》を主軸に据えた二種のデッキ。もともと【光闇自然超次元】の《天雷の導士アヴァラルド公》と袂を分かった新たな【光闇自然超次元】として【光闇自然グレイトフル・ライフ】が成立し、現在ではプレイヤー間によって《龍聖大河・L・デストラーデ》を組み込まれた【光水自然グレイトフル・ライフ】が主となっています。
《大神砕グレイトフル・ライフ》の離れたとき墓地のカードを全てマナに送る効果と《秋風妖精リップル》のマナ爆誕+コマンドサーチ能力によって、山札に《大神砕グレイトフル・ライフ》が残っている限り延々と召喚+サイキック展開を繰り返すことができ、経戦能力が非常に高く、STクリーチャー獣による逆転も備えています。
③【闇火MRCロマノフ】
(デッドリー・ラブ自壊型)
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(ベターワンショット型)
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こちらも初期から頭角を現していたデッキの一つ。環境トップのデッキが《お清めトラップ》+《超次元ドラヴィタ・ホール》のパッケージを採用しているため勝ち切るのは難しいですが、デッキパワーは随一だと思われるデッキです。
主に《デッドリー・ラブ》で《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》を自壊させ残り二枚の呪文で相手とのアドバンテージ差を広げ相手を追い詰める型と、《ギガボルバ》+《魔弾ベター・トゥモロー》によるSTを封殺しながらワンショットする型の二つの型が存在し、その両方とも3コストのシステムクリーチャー(場にいるだけで効果を発揮するクリーチャー)による墓地肥やしに大きく頼っています。
④【光水火超次元】(ラッカ超次元)
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不足する火文明を補いながら、【グレイトフル・ライフ】系列の《大神砕グレイトフル・ライフ》の進化元除去もできる《超次元ボルシャック・ホール》が光文明のホールよりもやや優先的に採用される傾向があります。
殴るだけの山に見えて、各デッキへ対する出すべき超次元クリーチャーの択が多く存在し一朝一夕で身につけるのは難しい奥の深いデッキでもあります。
⑤【光火速攻】
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【光闇自然超次元】のように盾がやや弱めなデッキ、【闇火MRCロマノフ】のように初動の動き出しがやや遅いデッキなどに対する優位を持ちます。
ただ環境初期のようにデッキに合うSTを模索する段階はすでにそれぞれのデッキにとって終了しており、あとはそれらのデッキのプレイヤーが【光火速攻】との対面をどれだけ許容しているかの問題になっています。本質的には殴るのみのデッキであることは疑いようもありませんが、使うタイミングが問われるデッキです。
⑥【エンペラー・キリコ】
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最近は《時空の精圧ドラヴィタ》を採用するデッキが増えたことでそれに対抗するために《ケロディ・フロッグ》を採用して盤面干渉を行ってくる【エンペラー・キリコ】が増えました。
またはその枠を削って《霊騎コルテオ》を採用してカウンターや《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》の通りをよくするタイプも存在します。ST が採用されているのかいないのかで相手のプレイングは大きく変わるので《ケロディ・フロッグ》をマナに置くタイミングは見極めましょう。
⑦【光水闇超次元】(ドロマー超次元)
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【闇火MRCロマノフ】が重い。とにもかくにもそれに尽きます。
純正ハンデスコントロールとして【光闇自然超次元】や【グレイトフル・ライフ】系列のデッキには相手のビッグアクションの前までに手札を刈りつくし、《時空の尖塔ルナ・アレグル》を立てることでマウントをとることは難しくありませんが、自然文明を採用しないコントロールの現環境の宿命として《お清めトラップ》を採用することができません。このデッキがトップに出ることができない理由がそれだけのように見えるのは面白いです。
また、派生として《天雷の導士アヴァラルド公》と《魔弾バレット・バイス》を採用しややナイトに寄ったタイプのものも存在しています。
⑧【スノーフェアリー】
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《ダイヤモンド・クラック》と《ダイヤモンド・カスケード》というND二大進化スノーフェアリーを活かすための《進化設計図》、そして《進化設計図》で拾うことができさらにビートダウンと相性がいい《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》の採用により、より攻撃力が高まりました。
《ダイヤモンド・カスケード》二枚で半永久的に墓地ーマナー手札を行き来し、減ったマナを《暖氷妖精カオルン》《ダイヤモンド・クラック》で補うことでどこまでも使えるカードを増やすことができます。リソース勝負に強いためある程度膠着した段階で《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》や全体タップ系カードを使い勝負をつけましょう。
天敵は《殲滅の覚醒者ディアボロスZ 》。序盤に仕留めることができなかった場合、このカードの覚醒をケアできるように動くことがコントロール対面には求められます。
⑨【バルガライゾウ】
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やることは変わらず、マナブーストをして《超天星バルガライゾウ》を全力で投げるだけです。《超次元ストーム・ホール》と《剛撃無双カンクロウ》を多めに採用しているケースがみられることが多くなってきました。本来の想定対面であるコントロール系のデッキにより強く出て、もともと入っていた《アブドーラ・フレイム・ドラゴン》による小型の全体焼却をややあきらめた形になります。もともと対【光闇火ナイト】を想定されていたカードでもあったので、そのデッキが第一線を退いた今、これでより本来の高出力に近い形になったのかもしれません。
⑩【闇自然Bロマノフ】
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【闇火MRCロマノフ】が持つ墓地肥やしのシステムクリーチャーがいないため《大邪眼B・ロマノフ》一辺倒での戦いはやや厳しくなりました。しかしながら《超神星DEATH・ドラゲリオン》による全体パワーマイナスと同時に起こる墓地肥やしに対して対応する術は少なく、現在でも十分に一線級のデッキです。
むしろ両者の墓地枚数を参照する【闇火MRCロマノフ】が苦手な対面。二つの意味で【闇火MRCロマノフ】が目の上のたんこぶなデッキです。
⑪【光闇火イエス】(デイガイエス)
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かつては2014年のデュエマ甲子園を風靡した《至宝オール・イエス》というカードがデュエプレでも輝く時が来たのかもしれません。まぁドロマーではないのですが。一応デュエプレ史上初のメタコントロールという枠になるのでしょうか。
基本は《砕神兵ガッツンダ―》のアンタップキラー能力と《至宝オール・イエス》を組み合わせてパワー14000のクリーチャーまで倒すことができます。マナが伸びるデッキに対しては《穿神兵ジェットドリル》、超次元を多用するデッキに対しては《百発人形マグナム》、ビートダウン系のデッキに対しては盾を増やす《腐敗聖者ベガ》、と状況にあったカードを適切に使用し盤面のマウントを取り続けます。《至宝オール・イエス》をクロスしたクリーチャーは攻撃時にランダムハンデス効果があるので、+4000のパワー上昇とあわせてこちらから攻めるのも面白いです。
ただしこのデッキ自身のリソースもかなり細く、相手が闇入りのデッキの場合は《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を警戒することが吉でしょう。
ちなみに《超次元ミカド・ホール》ではなく《殲滅の英雄ハンニバルZ 》を採用すると、《炎刃イダテン・アクセラ―》と組み合わせることで地獄返霊により相手の盤面、盾を崩壊させながら山札を回復させられるので余裕があると考えてもいいかもしれません。
あと【火闇MRCロマノフ】はどうしようもなくきついです。
4.おわりに
バトルアリーナ、皆様はいかがだったでしょうか。現在よりも少々前なので参考にするにはやや古いデータなのかもしれませんが、分布としては以下の通りだったようです。
やはり【光闇自然超次元】が最大シェアを誇っていたようです。ただおそらくですがこの中には光闇自然【グレイトフル・ライフ】も含まれているので多少少なくなるとは思います。
私は【光闇自然超次元】、【光水火超次元】、【闇火MRCロマノフ】、【光火速攻】、【スノーフェアリー】を見るつもりで光闇自然【グレイトフル・ライフ】を持ち込んで【バルガライゾウ】と【光水闇超次元】に消し炭にされました。
ただ所感としては概ね想定通りの分布だったように思えます。つまり環境初期の下馬評がほとんどそっくりそのまま分布になっているなぁということです。【光火速攻】が減ることも含めて。そういった意味ではしっかり環境を研究した人にとっては勝ちやすい大会だったかもしれません。
そして今後に関してですが、トップメタは依然として【光闇自然超次元】ですが、個人的には【闇火MRCロマノフ】が少々環境を歪めかねないデッキであるように感じています。
現状トップメタの【光闇自然超次元】【グレイトフル・ライフ】の共通点として《お清めトラップ》《超次元ドラヴィタ・ホール》のセットを無理なく採用できるという点があります。
そして【闇火MRCロマノフ】よりも使用率が下になりがちなデッキで【闇火MRCロマノフ】に有利を取れるデッキと不利を取るデッキの数を比べると不利なデッキの方が圧倒的に多いです。
いわゆるtier2以下のデッキにとってはトップメタの【光闇自然超次元】よりもむしろ【闇火MRCロマノフ】のほうがきついのではないでしょうか。
今回の11個のデッキタイプ以外にも【ジャイアント】、【水火剣誠】、【光闇自然グレイトフル・デッド】、【水火自然ラストストーム】などのデッキも控えています。こうしてみると超次元、そしてAD・NDというシステムは本当にデッキの幅を広げたなぁと思います。
さて、今回はここで終わりにしたいと思います。ここから新しい環境デッキは生まれるのでしょうか。今後もデュエプレを楽しんでいきましょう。
ご意見、ご感想等あればコメント欄にお願いします。
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